くず米を食べて生きてみよう
ここ1か月くらいずっと何を食べて生きていこうか考えています。栄養素関連の書籍を読んで、ほぼ「玄米+豆」が基礎になることは確定しました。そこで玄米と豆をいかにして安く手に入れるかが問題となります。
大豆は輸入ものにしよう
豆の基本、大豆はアメリカ産大豆という強力な助っ人を発見しました。国産大豆の半額です。ただし30kg単位でしか売られていません。今の計画では食べ終わるまでに10か月かかります。賞味期限が来るまでにはほぼ食べ終わりますので、セーフです。夏をまたぎそうですが、味噌を作って消費したり他の用途にも使えば、10か月よりも早くなくなるでしょう。
運送会社さんには大変な想いをさせますが、受け取る私も30kgの荷物が持てるのか不安です。しかしこれを使えば月の大豆費用を600円台で済ませることができます。
ちなみにカナダ産も同じくらいの値段で売られています。もちろんNON-GMOです。
GMOのものでも食するのに問題ないとは思いますが、明らかに環境破壊を伴っているので手控えられます。もっとも日本ではGMOのものは流通できませんけれど。
玄米はくず米にしよう
次は玄米です。今私はキロ800円の玄米を食べています。無農薬自然栽培というやつです。試算では月に10kg以上のコメを食べる予定ですので、月8000円。高すぎます。
玄米は安いものでおおむね250円/キロ、ブランド米で400円/キロ程度です。
もっと安いコメはないのかと調べていたら、中米、という部類のコメがあることが分かりました。中央アメリカのことではありません。
中米というのは規格外のコメです。ふつう、コメは1.9mmのふるいにかけて選別し、粒の大きいものだけを残して出荷します。ふるいから落ちたコメの中から、まだまし、というレベルの1.7~1.8mmのふるいに残ったコメを取り分けたものが中米です。
お米について教えて頂けませんか? 中米と呼ばれている米は、... - Yahoo!知恵袋
粒が小さく食感が悪いため、主に農家の自家消費用のコメですが、流通しているところを見ると需要もあるようです。おそらく、加工食品用の安価なコメなのでしょう。中米は、キロ200円を切り170~190円くらいが相場です。はじめは、この中米を第一候補に買おうと思っていました。
しかしもっと調べるとくず米というものもあることが分かりました。ヤフオクを見ると、なんとくず米がキロ80円で取引されていました。中米の半額以下です。
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くず米は中米のふるいに引っかからなかったコメですから食味はさらに劣るので、主な用途は鳥などの飼料用です。しかしこのコメ、食べている農家さんがいました。
くず米は粒が小さいので、炭水化物・タンパク質・脂肪といった三大栄養素の含有量は少なくなるでしょう。しかしその他のビタミン・ミネラル群に変わりはないはずです。エネルギーを十分取るために量を増やせば、むしろ栄養価が上がります。先ほど食味が劣ると書きましたが、上記記事のコメントによると、実は味も普通の玄米と変わらないそうです。そもそも中米、くず米は人間の都合で選り分けられた本来ならゴミになる存在です。くず米の異常な安値は需要が極端に少ないことを意味します。ではその利用価値を私が作ってやってもよいのではないでしょうか。
土や石、ゴミが混じっていることが多いそうなので若干手間がかかりますが、そんなもん大したことないでしょう。それよりも廃棄される運命にあるコメを拾ってやることの方が、農家にも経済にも貢献できるのではないかと考えました。といっても月1000円程度で貢献もくそもないですが。。
コスパはどうなる
試算によるとくず米の導入でコスパは2.6倍にアップします。下の表では、三大栄養素の減衰を加味して中米に95%、くず米に80%の係数をかけて計算しました。スーパー系では最強の食パン、パスタの向こう側まで飛び越える数値になりました。
アメリカ産大豆の導入により大豆のコスパも2倍にアップしました。豆はタンパク質の吸収率をどこまで上げられるかが勝負です。長時間水につける、煮るなど調理法にこだわる必要があります。
くず米を1日450g(3合)、大豆を100g(2/3カップ)食べるとすると1か月あたり1080+660=1740円となりました。
前回の調査では玄米+大豆で月3459円でしたから、ここからさらに半額に抑えることができそうです。
これに乳、卵、野菜、乾物、味噌醤油などを加えて月5000円以内を目指します。