[歴史・宗教・その他人文]
★★★★★ 紀元前49~44年が舞台です。宿敵であり盟友でもあったポンペイウスを打ち破ったカエサルが、ポンペイウスの残党と戦ったりローマ内戦の延長戦を戦った後に国内の大改革を行うというのがこの巻の主な内容です。 来た、見た、勝った このセリフ時々見る…
★★★★★ʕ→ᴥ←ʔ 人類発祥から現代史に至るまでの数千年を1冊で語ってしまうという本です。世界史には以前から興味があったので、まず読んでみたいと思っていた一冊でした。アウトラインだけザーッと書いてあるのかと思ったらとんでもない、見た目も内容もヘビー…
rokujo.hatenadiary.com rokujo.hatenadiary.com ★★★☆☆ 民数記はその名の通りユダヤ人何人いる?と数える話が冒頭に挿話されています。なんと20歳以上の男子だけで603550人もいたそうですよ(1章)。エジプトからどうやって世田谷区の人口よりも多い100万人以…
★★★★★ 舞台は紀元前49-44年。ルビコン川を超え国賊扱いとなったカエサルと、かつての盟友で反カエサルのためにかつがれてしまったポンペイウスとの戦いがメインとなります。カエサルは50-55歳。カッチョ良さが肌に刻み付けこまれた後の年齢です。 まとめ ガ…
★☆☆☆☆ 副業で中国朝鮮の記事を書かなければいけなくなったので勉強のため借りましたが大失敗しました。 小林よしのり氏の漫画もそうなのですがギャグマンガ出身の人は人物をみんな劇画化して、ある一定方向の印象を関東うどんのだし汁のように濃く濃ーく書き…
★★★★★ 「ルビコンを越える」という言葉を時々聞きます。数か月前に読んだこの本でも出てきました。 rokujo.hatenadiary.com どこで出てきたか正確な場所は忘れてしまったのですが、政府が税金を使った大々的な金融支援を打ち出すと決めた箇所だったと記憶し…
★★★★★ カエサル特集の6冊中2冊目です。虚栄野郎ポンペイウス、カエサルが大き過ぎてつぶせない大口債権者クラッススと「三頭政治」を結んだカエサルは、最高権力者執政官に当選し数々の改革をしたのち、現フランス・スイス・ベルギーに相当するガリア地方の…
★★★★☆ おそらく本シリーズの一番気合が入っていると思われる話題、ユリウス・カエサルについてです。文庫版では本書含めて6冊がカエサルについての記述に充てられています。本書ではカエサル誕生~39歳までの軌跡を辿ります。紀元前100~61年の間の出来事で…
★★★★☆ 川上和久(1957-)さんは社会心理学者。現在、明治学院大学の教授(出版当時は准教授)だそうです。 序盤で著者の定義する情報操作とは次のようなことです。 「情報操作とは、情報の送り手の側から見れば、個人、もしくは集合的な主体が、何らかの意図を持…
★★★★☆ スッラとマリウスの対立 7冊目です。本書のカバー範囲は紀元前88~63年まで。主人公はルキウス・コルネリウス・スッラ(前138-78)とポンペイウス(前106-48)です。特に目立っていたのはスッラでした。 ルキウス・コルネリウス・スッラ - Wikipedia …
口語訳聖書(新約および旧約 索引) ★★★★☆ だいたい本1冊分くらいになったので一度レビューを加えます。日課でつけているtwitterに書いたまとめを自分で読み返してみました。1日260文字程度とはいえ1か月で8000文字くらいになるのでかなりの量ですね。 rokujo.…
★★★★☆ 今年初めの日本人2名殺害事件で一躍日本でも有名になった過激派テロ組織、イスラム国の本です。 イスラム教については今後の要学習テーマですがキリスト教を学んでからなのでまだ先の話なのです。しかし彼らは最近のニュースで頻出ですので一体どんな…
★★★★★ 6冊目の舞台は紀元前133~88年までが舞台です。ポエニ戦争が終結し地中海の覇者となったローマを待ち受けるものは、、なんと国内問題でした。 日本とかぶってる 対外的には大した戦争も無く見た目は平和であったローマですが、平和であるゆえにある問…
★★★★★(つω`*) 第5巻の舞台は紀元前205年~146年です。第二次ポエニ戦争、第三次ポエニ戦争を経てマケドニア、カルタゴが滅亡し、ローマが地中海の覇者となるまでを辿ります。 戦力の非戦力化 前半の山場はやはり、カルタゴの天才策略家ハンニバルと、ハンニ…
★★★★★ 第4巻。ようやく全体の約1/10です。本書では紀元前219-206年、ローマvs地中海の盟主カルタゴの第二次ポエニ戦争の中盤戦が舞台です。 ハンニバル登場 ハンニバル - Wikipedia 本書に登場する最大の難敵ハンニバルは時々名前を聞く武将です。イタリアで…
★★★★☆ 岩波ジュニア新書2冊目。ジュニアと言えど内容は普通の新書と全く変わりません。著者の一人中務哲郎(なかつかさてつお)さんは、どこかで聞いた名前だと思ったら放送大学(ここも中退しそう)で西洋古典文学の授業でギリシャ篇を担当していた方ですね…
★★★★★ 新聞の経済面や国際面を見ると分からないことだらけです。国際的な背景知識を知らないからです。これらを理解するためには西洋の基本を知らなければなりません。基本と言えばもちろん聖書です。 聖書と言えば旧約と新約がありメジャーなのはイエス登場…
★★★★★ 塩野七生さんによる「ローマ人の物語」文庫版、全43巻中の3巻です。「ハンニバル戦記」というタイトルですが、まだハンニバルは登場しません。文庫版では単行本の第2巻を上中下の3つに分け、上にあたる本書の記載量は150P程度と少なめです。 アフリカ…
★★★★★ 20冊セレクトした岩波ジュニア新書の中から、1冊目を読みました。 岩波ジュニア新書セレクト20冊 - 六帖のかたすみrokujo.hatenadiary.com 砂糖にはじまり世界システムに至る 本書は前評判通り、優れた歴史入門書でした。砂糖という不思議な食べ物が価…
★★★★★ 全43巻中の2巻、本書では紀元前453~270年ごろまでを扱います。文庫になる前は1・2巻で一つの単行本でした。文庫は持ち運びやすくとても助かります。 1・2巻ではただの一地方都市に過ぎなかったローマが王政を経て共和制に移行し、領土を拡大しながら…
★★★★★(*´ω`*) 著者の山本太郎さんは小沢一郎と組んだあの人ではなく、アフリカやハイチなどで感染症対策に従事した経験を持つ医師です。 「感染症」をキーワードとして読み解く人類史 狩猟生活から農耕生活に人類が移行したため、単位面積当たりの人口が増…
★★★★★ 歴史を学びたい 私は世界史が苦手でした。高校時代の私は想像力なんてものがからっきしでしたので、人物と出来事を羅列されるだけの授業は退屈極まるものでした。進学校でしたので定期テストの全教科に順位がついて返ってくるわけですが世界史はいつも…
★★★★★ 著者の辰濃和男さんは、天声人語の元筆者です。私は文章が上手ではないのでこういう本にはつい手が伸びてしまいます。でも著者紹介を見てちょっとがっかり。天声人語はエリート意識の強い文が多くあまり好きではないので期待していませんでした。しか…