六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

[環境・食]

書籍レビュー:料理の道は険しく高かった『HOMEPAL DELUXE スタンダードクッキング 料理の基本 知恵・技・レシピ』

★★★★★ 引っ越したらすべて自炊で食事を賄うつもりなので、図書館(といっても地域公民館の図書室)でもっとも網羅的なものを選んで借りてみました。 調理器具だけで30点以上、技術も洗う、水を切る、さらす、もどす、下茹で、塩もみ、煮る、炊く、ねかせる、…

書籍レビュー: 野菜を食うか、食わないか。。『栄養素の通になる―食品成分最新ガイド』 著:上西一弘

★★★★☆ 読みやすいが公平性に過ぎるか 新生活を始めるにあたってどうしても調べておかなければいけないのが栄養素。いままで家族に任せきりでしたので、一人になるにあたって意地でも不足させたくない要素の1つです。 rokujo.hatenadiary.com 少し前にこれを…

書籍レビュー: よだれがでるよ!『人とミルクの1万年』 著:平田昌弘

★★★★★(‥ºั⌔ºั‥ ) 牛、馬、羊、、、人間が家畜の乳を利用するようになって、およそ1万年が経つそうです。この本は世界の「ミルク史」なるものを地域ごとに詳述、「北方乳文化圏」「南方乳文化圏」なるミルク文明史とも言える大胆な仮説を展開していくダイナミ…

書籍レビュー: 作ってみたいな添加物食品 『食品の裏側2 実態編: やっぱり大好き食品添加物』 著:安倍司

★★★☆☆ 骨子は前著と同じ、状況は何も変わっていない 前著から9年後の続編です。相変わらず食品添加物は使われ続け、数は増えました。表紙のグラフが種類数の増加を表しています。 骨子は「市販の加工食品は添加物だらけ、安全性はもとより食生活の破壊が深刻…

書籍レビュー: バイオテクノロジーで世界征服 『モンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業』 著:マリー=モニク・ロバン 訳:村澤真保呂、上尾正道

★★★★★(・:゚д゚:・)ハァハァ 聞いたことがありますかモンサント。全世界の遺伝子組み換え企業の総本山としてよく知られた企業です。本書はモンサントについて著者が4年に渡る調査を行った結果として書かれた本です。 圧倒的情報量を訳者がさらに補強 まず本書の目玉…

書籍レビュー: 反則!現場の重み『みんな大好きな食品添加物』 著: 安倍司

★★★★★ 元添加物商社マンの懺悔の書 著者の安部司さんは、国立大の化学科を卒業し添加物を売る敏腕商社マンとしてバリバリ働いていました。添加物で数々の食品加工会社に大きな利益をもたらし「添加物の神様」と呼ばれていました。 ある日、こどもが食べよう…

書籍レビュー: 肉を食うか?世界を救うか?『ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト』 著:フィリップ・リンベリー、イザベル・オークショット

★★★★★ 工業的農業の不自然さを告発する本 著者のフィリップ・リンベリーは Compassion Of World Farming という動物福祉の慈善団体の代表です。 Compassion in World Farming | Compassion in World Farmingwww.ciwf.org.uk 彼がイギリス・アメリカ・中国・…

書籍レビュー: 鋭く的確な現場の目 『福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間』 著: ハッピー

★★★★★ 現場の目から見た福島第一原発事故 著者は原発作業に20年以上従事している大ベテラン作業員です。東電と交渉している記述も見られますので、作業員を束ねるチームリーダー的な立場で働いていると思われます。この書籍は彼が事故直後から現実にtwitter…

書籍レビュー: 科学者の自負をかけて 『お母さんのための「食の安全」教室』 著: 松永和紀

★★★★☆ 必要ができたので食・農薬・原発関係の本をしばらく物色します。 一般向けに科学者の立場から見た食の安全を語る 放射性物質や化学物質、遺伝子組み換え食品や微生物など食の安全に関わるトピックを30ほど取り上げ、科学ライターとしての著者の知見を…

書籍レビュー: 毎日新聞まとめ 『農から環境を考える』 著: 原剛

★★☆☆☆ 取材とインタビューを交えつつ日本の農業を憂う 著者の原剛さんは1938年台南市生まれ、元毎日新聞論説委員です。あとがきによれば毎日新聞に執筆した社説、記者の目、特集などに加筆して作った本だそうです。 新聞がベースだけあって、IPCCのバート・…