<クラシック>
★★★★★ 8枚目からはオルガンです。メシアンはパリ高等国立音楽院でオルガンも専攻したオルガニストでもありました。教会のパイプオルガン向けの作品ですのでみな神をたたえる曲ばかりです。本CDの収録曲の邦題は「永遠の教会の出現」「主の降誕」です。ものも…
★★★★★ DG111シリーズの24枚目です。ウラジミール・ホロヴィッツ(1903-1989)というと名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。彼は天才的ピアニストで、定番のユダヤ人です。 彼のアルバムは何度か聞いたことがありますが、ものすごく失礼ながら…
★★★★☆ DG111シリーズの23枚目です。珍しく比較的最近のアルバムでした。2003年発売。 バイオリニストのヒラリー・ハーン(1979-)さんはドイツ系アメリカ人。ユダヤ人ではありません珍しい。演奏当時は20代前半とかなりの若手ですね。曲は全部バッハです。バッ…
★★★★☆ メシアン「鳥のカタログ」2枚目です。4,5集は次の鳥たちが登場します。 第4巻 第7番 ヨーロッパヨシキリ ヨーロッパヨシキリ - Wikipedia 一夫一妻を取る珍しい鳥です。曲は28分26秒という超大作で、途中にはガラガラドーンとこれ絶対鳥の鳴き声じゃね…
★★★★☆ 2枚目はライブ版ともあってレパートリーがぐっちゃぐちゃです。美しきドナウの流れにはじまりタンホイザーやらクマンバチやら愛の喜びやら小曲の集合です。 聞くたびに毎回思いますが熊蜂の飛行をピアノに編曲したラフマニノフとこれを弾こうとするピ…
★★★★☆ Great Pianistsシリーズの10組目のセット1枚目です。 ホルヘ・ボレット(1914-1990)はキューバ出身のピアニストです。フレディマーキュリーに似てますね。 このセットは1974年のカーネギーホールでのライブ録音で、彼の出世作だそうです。 1枚目はバッ…
★★★★☆ 鳥シリーーーズ1 5~7枚目のピアノ曲はすべて「鳥のカタログ」です。メシアンは前衛的な曲の探求がいやんなっちゃって、次は鳥の探求を始めることにしたそうです。「鳥のカタログ」は全7巻13曲、3時間30分に及ぶ大作です。 1枚目の収録内容は次の通り…
★★★★☆ 111 Years of Deutsche Grammophonの22枚目です。けっこ―新しいCDですね。2004年発売のものです。 ジャケに写ってるピアニストのエレーヌ・グリモー(1969-)さんはフランス生まれのピアニスト。ところがユダヤ人です。お決まり過ぎ。ピアニストはユダヤ…
★★★★☆ 古楽器を作って演奏 DG111の21枚目です。ラインハルト・ゲーベルという古楽専門の指揮者に率いられた、ムジカ・アンティクワ・ケルンというアンサンブルが演奏します。 曲目はパッヘルベルのカノン、ヘンデルのソナタ、ヴィヴァルディの「ラ・フォリア…
★★★★★=͟͟͞͞(✹)`Д´) 3,4枚目は「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」という邦題です。メシアンは作曲家であるとともに神学者ですので、超敬虔なキリスト教徒でキリストが主題の曲も沢山作曲しています。なにしろ彼への眼差しを想像するだけで2時間に及ぶ大曲を作っ…
★★★★★ 2枚目はピアノソロがリストで4曲、これはオマケ扱いでメインはブラームスのピアノ協奏曲1番です。 堅焼きせんべい 先頭3曲はリスト「巡礼の年 第2年:イタリア」から4~6曲目のペトラルカシリーズの抜粋です。リストにしては珍しく静かめ(5曲目の中盤…
★★★★☆ ダニエル・バレンボイム(1942-)はアルゼンチン出身のユダヤ人ピアニストです。またユダヤ人!金持ちと音楽家はみんなユダヤ人ですね。 20世紀代表のピアニストですが70歳を超えた今でも新譜が出続けています。 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番 ア…
★★★★☆ 鳥先生メシアンのボックスセット2枚目です。本CDは小~中規模のピアノ曲が収録されています。 鳥鳥鳥 2枚目も鳥がよく登場します。先頭のPetites Esquisses d'oiseaux「鳥の小スケッチ」はその名の通りrouge-gorge(ヨーロッパコマドリ)やmerle noir(ク…
★★★★★ 111 Years of Deutsche Grammophon、ようやく20枚目です。DG111シリーズのピアノ作品は並行して聴いているGreat Pianistsシリーズとかぶることが多いのですがこのCDは運よく重複していなかったので、聴きました。 エミール・ギレリス(1916-1985)はソビ…
CDレビュー: Claudio Monteverdi, John Eliot Gardiner(cond.) - Vespro della Beata Vergine (DG111 CD18, 19)
★★★★★─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ クラウディオ・モンテベルディ(1567-1643)はイタリアの作曲家です。2枚組100分ちょいの長大なこの楽曲の邦題は『聖母マリアの夕べの祈り』。いつまで祈るんだ! クラウディオ・モンテヴェルディ - Wikipedia いい感じのじーさんです…
★★★★★ 現代音楽のボックス・セット。次はオリヴィエ・メシアン(1908-1992)の全集を1枚ずつ聴いていきます。全32枚。今のペースだと1年半かかる予定です。 オリヴィエ・メシアン - Wikipedia 21歳のときの写真です。見事な頭頂部ですね。もとい、彼は20世紀…
★★★★★ 2枚目はベートーヴェンのピアノソナタ25番とシューベルト・シューマン・リスト・ショパン・ブラームスからちょっとした曲を弾いた後に、メインのブラームスピアノ協奏曲2番という構成でした。1枚目もそうでしたがしょっちゅう拍手が入ります。ライブ版…
★★★★★(*´ω`*) ヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)は、ドイツ出身のピアニストです。 なんとベートーベン→ツェルニー→リストの直系、師匠はオイゲン・ダルベールというリストの弟子ということでこりゃ音楽的に純血のピアニストと言えますね。そんな彼が…
★★★☆☆ ノルウェー出身の作曲家オーラ・ヤイロ(1978-)の2007年のアルバムです。前回聞いた2012年発売のNorthern Lightsが良かったのでこちらも聞いてみました。 CDレビュー: Ola Gjello - Northern Lights(2012) - 六帖のかたすみrokujo.hatenadiary.com ソロ…
(画像は新バージョン、1曲オマケがついたものです) ★★★★☆ DG111の17枚目。シューマンの交響曲4番、ハイドンの交響曲88番です。 古い演奏ながらシューマン4番が見事 前作に続いて1950年代の非常に古い演奏です。指揮者のフルトヴェングラーは最近亡くなった…
★★★★★ イタリアの大オペラ作家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)によるレクイエムです。 どこの魔王が死んだんだよwww 第一印象です。いくらオペラ作家だからって、派手過ぎ!これでカトリックのミサやったら、永久追放されるんじゃないか!?ってくらいデ…
★★★★★ 若手音楽家による合唱曲集 オーラ・ヤイロ(1978-)はノルウェー生まれの若手音楽家です。ノルウェー国立音楽学院、イギリス王立音楽大学で学んだ後、アメリカに渡りジュリアード音楽院で作曲の修士号を取得するという輝かしいリッチ野郎(いけすかねぇ…
★★★★☆ 2枚目は、ラヴェル・シューマン・ラフマニノフが主体でした。 変奏曲楽しい! このうちラフマニノフの 「コレルリの主題による変奏曲」が一番熱を持っています。冒頭のちょっと泣けるテーマがラフマニノフによって21もの形に生まれ変わるのです。合計2…
★★★★★ʕ→ᴥ←ʔ ウラティーミル・アシュケナージ(1937-)はソ連出身のユダヤ人ピアニストです。ユダヤ人は音楽家にいったい何人いるのでしょうね。 ご存命で、70年代以降は指揮者としても活躍しています。このジャケットでは繊細そうな若者ですが、今の姿もナイス…
★★★★★ 1,2曲目に注目 1曲目はオリヴィエ・メシアンという作曲家で、たまたま次の現代音楽の試聴ターゲットにしようと思っていた人です。 この人は絶対音感と共感覚の持ち主で、あらゆる現象を音に還元できるすっごく変な人です。さらに無類の鳥マニアで、鳥…
★★★★★(*´ω`*) ピエール・フルニエ(1906-1986)によるバッハ無伴奏チェロ組曲集(全曲)です。2枚組138分とかなりのボリュームです。第一番の前奏曲は非常に有名ですので、聞いたことがある方は多いでしょう。私も昔テレビCMで聞きました。 www.youtube.com バ…
★★★★★ 美しい! シューベルトの歌曲集「冬の旅」は、ヴィルヘルム・ミュラーというドイツの詩集にシューベルトが歌を付けたものです。失恋した若者が死を求めながらクソ寒い冬の中さすらいの旅を続ける、という筋書きのためドイツ語が全く分からなくても冒頭…
★★★☆☆ CDが進むごとに難解になっていきます。2曲目は弦で遊んでいるようにしか聞こえないし、3曲目は音階ゼロの雰囲気だけで押しきる曲、4曲目は長いだけ。1、5~7曲目のみ既存の音楽受容の枠組みでなんとか「音楽」として聴ける(それでもすごく苦しい)範…
★★★☆☆ 1曲目の邦題は「巡礼の年・オーベルマンの谷」。スイスへの旅で感じた印象を曲にしたものです。旅にしては一体何があったのかと思うほどドラマチックで激しい曲ですが、これは「オーベルマン」という小説からヒントを得て、リストが苦悩などを表現した…
★★★★☆ 前半はショパンの前奏曲集。正直なところ、はじめの14曲はいまいちでした。。アラウさんは決して汚い音を出しません。こんなこと言うと世界的ピアニストにすごく失礼なのですが、現代音楽に毒されている私にはメリハリがなく飽きてしまいました。とこ…