[心理・哲学]
★★★★★ 1991年出版の本、編者は元社民党党首の福島瑞穂さんです。彼女が国会議員になる前の著作ですね。福島さんは弁護士の海渡雄一さんと事実婚で子供を産むという選択をしています。話がそれますが「事実婚」という言い方は「婚姻」に囚われていて嫌ですね…
★★★★☆ イマヌエル・カント。彼の名前を聞くと「インマヌエールインマヌエルー」っていう歌詞のある讃美歌(何番かわかりません)を思い出します。こどものとき「インマヌエルってなんじゃ?」と謎のカタカナ語が気になっていました。 本書は以前セレクトした…
★★★★★ 一週間前くらいに読み終わっていたのですが時間が取れずようやく今日レビューを書くことができました。 本書はワーキングメモリについて、最新の研究結果をいくつも報告した論文集という趣の本です。ワーキングメモリとはなにか、の説明は序論でちょろ…
★★★★★ ワーキングメモリって何!? twitterで話題になっているワーキングメモリ。一体どんなもんなんじゃろうと思って手に取りました。 ワーキングメモリとは、一言でいうと「脳の指揮者」です。短期記憶と長期記憶をつなぐ役割、パソコンで言うとOSのタスク…
★★★★★(๑•̀ㅂ•́)و✧ 岩波ジュニア新書すごいっすね。新書ではこれが最強です。 著者の岩田靖夫さんはほんの最近(2015/1/28)に逝去された学者です。本書がヨーロッパ思想の概観書として異色なのは、ギリシャ哲学とキリスト教に全体の2/3というほとんどの紙面を…
★★★★★ 知的飲み会 プラトン2冊目です。いわゆる「プラトニック・ラブ」の出典と言われています。 饗宴というのは飲み会みたいなもんだけど、参加する人はみんな哲人なので酒飲みつつ言論発表会もするというような知的な集会でした。本作では紀元前416年ごろ…
★★★★☆ 著者の岡田尊司さんは2005年に「脳内汚染」を書いていわゆる「ゲーム脳」論で有名になった人ですね。哲学科をやめて医師になったという変わった経歴の持ち主です。 新書の割に300Pもあり分厚目ですが内容は平易で、サクサク読めます。 10種類のパーソ…
★★★★★ 以前「経済学大図鑑」という本を読みました。これがなかなか面白かったのでこのシリーズ、全部読んでみたくなりました。分厚くてでかいので時々1冊読む程度のペースで全部読もうと思っています。 rokujo.hatenadiary.com 哲学は私にとって昔から気にな…
★★★★★ 著者のR.D.レイン(1927-1989)は「反精神医学」を掲げたイギリスの精神科医です。精神病棟に患者を隔離するのは人権侵害だとし、患者を実存的に理解し治療することで地域に開放することを目指した、当時としては急進的な活動家だったそうです。現代では…
★★★★★_(┐「ε:)_ ひねくれた哲学者による「嫌い」論 著者の中島義道(1946-)さんは、ドイツ哲学者?です。しかし彼は学者という言葉が嫌いで、反社会的な面の強い異端な人です。それもそのはず、大学を卒業するのに12年かかる、東大助手から何故かぶっ飛んで電…
★★★★★(´・-・。) おそらく世界でいちばん有名な哲学書(むしろ物語?)。昔背伸びして買った古い岩波文庫が眠っていたので読んだ。対話篇と称されるように全編が実在の裁判に沿ったソクラテスの一人語りでできており、彼の弁論がソクラテスという思想家を…
★★★★☆ ブックオフでタイトルに惹かれて購入。ブックオフは新本屋の敵だけれど、我々貧乏人にとってはゴールドラッシュだ。ただし都市部の大型店に限る。新宿西口店は100円コーナーですら山のような一般書があり感動した。近くの西新宿小滝橋通り店とは月とス…