CDレビュー
★★★★★ イタリアの大オペラ作家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)によるレクイエムです。 どこの魔王が死んだんだよwww 第一印象です。いくらオペラ作家だからって、派手過ぎ!これでカトリックのミサやったら、永久追放されるんじゃないか!?ってくらいデ…
★★★☆☆ The Chemical Brothersは私の音楽の嗜好を決定付けたグループです。 祖父の家には地方の老人が土着の電気屋に必ず加入させられる運命にある、本人は絶対見ないであろう多チャンネルCATV放送が見られるテレビがありました。 そこではスペースシャワーTV…
★★★☆☆ the HIATUSの1stアルバムです。直近で聞いた4thが割と良かったので、さかのぼって聞いてみることにしました。 CDレビュー: the HIATUS - Keeper Of The Flame (2014) - 六帖のかたすみrokujo.hatenadiary.com リズム隊はよく出来ているが、単調 どうし…
★★★★★ メタリカの5枚目にしてバンド名を冠したアルバムです。真っ黒なジャケットから「ブラック・アルバム」と呼ばれているそうです。 イキな若造からちょいワルオヤジへの進化 まず1曲目Enter Sandmanで感じた第一印象は「彼らも大人になったんだなぁ」とい…
★★★☆☆ 流行サウンドの枠内にとどまる曲が多い Yesの13枚目のアルバムです。前作から今作の間に解散したり合流したりいろいろあったそうですがそういった事情は全く無視して音の感想を述べます。 全体的に流行りものサウンドといった趣の曲ばかりです。ロック…
★★★★☆ サルサって何? 唐辛子入りのソースではありません。サルサはキューバ発祥のラテン系ダンス音楽です。キューバですので歌は全部スペイン語。だからなのか情熱的な曲ばかりです。キューバにはアフリカ系の住民も多いですので、打楽器が大量に使われて複…
★★★★★(TωT) ピエラヌンツィさんのComplete Remasteredシリーズで聴き忘れがあったので、聴きました。次のボックスの5枚目です。 胸を切り裂くピアノ 切ない!切なすぎます!これを聴き忘れてたなんてもったいない!心に傷が無くても傷を負い、傷があればカサ…
★★★★☆ ジャズの100枚。の18枚目です。ウエス・モンゴメリーはすでに1枚聞いてますね。 Wes Montgomery - Full House(1962) - 六帖のかたすみrokujo.hatenadiary.com スロー曲中心の超スタンダードアルバム 1曲目を除いてゆっくり目の曲が連続します。スタン…
★★★★★ 若手音楽家による合唱曲集 オーラ・ヤイロ(1978-)はノルウェー生まれの若手音楽家です。ノルウェー国立音楽学院、イギリス王立音楽大学で学んだ後、アメリカに渡りジュリアード音楽院で作曲の修士号を取得するという輝かしいリッチ野郎(いけすかねぇ…
★★★★☆ 2枚目は、ラヴェル・シューマン・ラフマニノフが主体でした。 変奏曲楽しい! このうちラフマニノフの 「コレルリの主題による変奏曲」が一番熱を持っています。冒頭のちょっと泣けるテーマがラフマニノフによって21もの形に生まれ変わるのです。合計2…
★★★★★ʕ→ᴥ←ʔ ウラティーミル・アシュケナージ(1937-)はソ連出身のユダヤ人ピアニストです。ユダヤ人は音楽家にいったい何人いるのでしょうね。 ご存命で、70年代以降は指揮者としても活躍しています。このジャケットでは繊細そうな若者ですが、今の姿もナイス…
★★★★★ the HIATUSは日本のオルタナティブ・ロックバンドです。細美武士という人が中心のバンドで、日本ではそこそこ売れているようです。 センスの良さに裏打ちされた丁寧な音作り 最も耳を引き付けるのがブレイクビーツの使い方の上手さです。私はリズム大…
★★★★☆ メタリカ4枚目です。 メタルとしての構成力は4作中最もよい 本作はほとんどの曲が6分を超えており9分超えも2曲と大作揃いで、かといって単調ではなく展開が上手で飽きさせません。特に表題曲...And Justice For All は見事です。幹線道路のような太い…
★★★★★ 1,2曲目に注目 1曲目はオリヴィエ・メシアンという作曲家で、たまたま次の現代音楽の試聴ターゲットにしようと思っていた人です。 この人は絶対音感と共感覚の持ち主で、あらゆる現象を音に還元できるすっごく変な人です。さらに無類の鳥マニアで、鳥…
★★★★☆ 前作90125でドキドキ感が完全に失われてしまったYesに私は失望してしまいました。Yesのアルバムを聴き続けるかどうか悩みました。聴き続けても音楽的な感動が全く得られないんじゃないか、残り時間の限られている人生の無駄遣い、金の浪費になるのでは…
★★★★★=͟͟͞͞(๑•̀=͟͟͞͞(๑•̀д•́=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)=͟͟͞͞(๑•̀д•́ ジプシー ジプシーとは、Egipcienを縮めてgypsy、「エジプトからやってきた人」という意味です。「ジプシー」という表記は自称ではなく他称でしかも差別的な意味合いがあるそうなので、自称の「ロマ」…
★★★★★ Complete Remasteredシリーズです。このボックスを聴くのは3回目です。安く過去の名盤がリマスター込みで手に入るのはとてもうれしいです。今回は、ドラマーのPaul Motian(1931-2011)のボックスを聴いていきます。手に入れてから気が付きましたが6枚目…
★★☆☆☆ ジャズの100枚。の17枚目です。 ハンプトン・ホーズ(1928-1977)はアフリカ系アメリカ人のジャズピアニストです。例に漏れずドラッグ中毒であり、早死にです。 こんなこと言うとジャズ好きの方に怒られると思いますが、全く良さが分かりません。雑です…
★★★★★(*´ω`*) ピエール・フルニエ(1906-1986)によるバッハ無伴奏チェロ組曲集(全曲)です。2枚組138分とかなりのボリュームです。第一番の前奏曲は非常に有名ですので、聞いたことがある方は多いでしょう。私も昔テレビCMで聞きました。 www.youtube.com バ…
★★★★★ 美しい! シューベルトの歌曲集「冬の旅」は、ヴィルヘルム・ミュラーというドイツの詩集にシューベルトが歌を付けたものです。失恋した若者が死を求めながらクソ寒い冬の中さすらいの旅を続ける、という筋書きのためドイツ語が全く分からなくても冒頭…
★★★☆☆ 次の記事で日本の曲を聴く必要性を感じたので、日本のアルバムもローテーションに入れて聴いてみることにしました。 CDレビュー: The Rough Guide to Tango (1999) - 六帖のかたすみ MAN WITH A MISSIONは日本のロックバンドです。オオカミの被り物が…
★★★★☆ 最高傑作と名高いアルバムですが、個人的にはやや期待外れでした。 哀愁からバリバリのメタルにすんなりと入ってゆく1曲目Battery, 意外性のある変拍子とメリハリ・上手な構成によって中毒性を生み出すタイトル曲Master Of Puppetsは素晴らしいです。3…
★★★☆☆ CDが進むごとに難解になっていきます。2曲目は弦で遊んでいるようにしか聞こえないし、3曲目は音階ゼロの雰囲気だけで押しきる曲、4曲目は長いだけ。1、5~7曲目のみ既存の音楽受容の枠組みでなんとか「音楽」として聴ける(それでもすごく苦しい)範…
★★☆☆☆ アメリカンポップスになってしまいました。。。。。。。 いやアメリカンポップスは嫌いではないんです。しかし、使われている音がダサい!ダサすぎる!!悶絶ダサいのではなく純粋にダサい!!1曲目ロンリーハートのイントロ後のギター・ドラムパート…
★★★★★\( *ω*)┓ 2連続で個人的にヒットしました。 タンゴとは主にアルゼンチンやウルグアイで演奏されるダンス曲です。必ずバンドネオンの演奏があり、ほぼ例外なく泣き系のマイナー調です。 以前から家に↓のアルバムがあり、ピアソラのことは知っていました…
★★★★★(๑˃̵ᴗ˂̵)و Dave Wecklさんはアメリカのジャズドラマーです。昔はチック・コリアのバンドで有名だったらしいですが、私は彼がソロになってからのアルバムしかまだ聞いたことがありません。この人の演奏は異常に手数が多い上に正確で安定していて好きでし…
★★★★☆ ジャズの100枚シリーズ16枚目。不動の名作だそうです。マイルス氏は息を大量に使った入魂のトランペット音を出しているアルバムが多いですが、この作品はタイトル通り肩の力が抜けている珍しい演奏です。 1曲目 If I Were Bell が特に優れていると感じ…
★★★☆☆ 1曲目の邦題は「巡礼の年・オーベルマンの谷」。スイスへの旅で感じた印象を曲にしたものです。旅にしては一体何があったのかと思うほどドラマチックで激しい曲ですが、これは「オーベルマン」という小説からヒントを得て、リストが苦悩などを表現した…
★★★★☆ 前半はショパンの前奏曲集。正直なところ、はじめの14曲はいまいちでした。。アラウさんは決して汚い音を出しません。こんなこと言うと世界的ピアニストにすごく失礼なのですが、現代音楽に毒されている私にはメリハリがなく飽きてしまいました。とこ…
★★★★★(๑•̀ㅂ•́)و✧ 久々のクラシック部門大ヒット! ジョゼフ・アクロン - Wikipedia 作曲者のジョゼフ・アクロン(1886-1943)はユダヤ系ポーランド人のヴァイオリニスト兼作曲家です。ユダヤ人の天才ミュージシャンの例に漏れず、後年はアメリカに渡ります。 …