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六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

書籍レビュー: 10回読めば金融脳 『国際金融入門』 著:岩田規久男

★★★★☆ 黒字主体から赤字主体へお金を融通するという金融の超基本からはじまり、円高・ドル安の意味や固定相場制・変動相場制の意義に20世紀以降の簡潔な金融史までを含んだ超高密度な国際金融の基本書です。 経済学を学んだことのある人からしたら神レベルの…

書籍レビュー: 必携ビジネス書カタログ『アメリカCEOのベストビジネス書100』 著:ジャック・コヴァート、トッド・サッターステン

★★★★★ 私は経営者ではありませんがビジネスを外側から眺めるのが好きです。ビジネスには必ず人間の行動が関わっていて、ビックリするような発想でカネを動かしているからです。株に興味を持ってから企業の決算書や資料を見るのが楽しくなりました。 また、他…

書籍レビュー: 日本は資本主義じゃなかった『最新版 法人資本主義の構造』 著:奥村宏

★★★★★ 新年1冊目です。 この本、昨年末から読んでいたのですが読み終わるのに1週間もかかりました。本文に独特の癖があって読解が大変でした。文体は私に似ています。私の文章はお世辞にも読みやすいとは言えません。読むのに気力が必要でした。内容はいいん…

書籍レビュー: 著者の熱意に感服 『マクロ経済学(New Liberal Arts Selection) 』 著: 斎藤誠ほか

★★★★★ 経済学たのしい 経済学は一生かけて学んでいきたい学問の一つです。個人的な経済危機を何度も経験し、近いうちにド貧乏暮らしを余儀なくされそうな自分としては金にはうるさくありたい。金がどのように世の中を回っているのか知りたい。巷に溢れる怪し…

書籍レビュー: 信用創造ってなんだ 『金融入門』 著: 岩田規久男

★★★★★ 岩田規久男さんは経済学者。現在(2015年)、日銀副総裁です。任期は2018年まで。 副総裁:岩田規久男(いわたきくお) :日本銀行 Bank of Japan 本書は貨幣とは何か、というところから始まります。銀行の役割、金融とは何かの解説とその必要性、金利や…

書籍レビュー: 資本主義は終了しました!?『資本主義の終焉と歴史の危機』 著: 水野和夫

★★★★★ 著者の水野和夫さん(1953-)は経済学者、民主党政権時の経済ブレーンです。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(リーマンショック時にで小切手を渡して合併してる!)出身で職歴は1980-1998年の間ですので、日本のバブル真っただ中に経済の現場にいた人な…

書籍レビュー: プロセスとしてのリーマンショック『リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人』 著: アンドリュー・ロス ソーキン 訳: 加賀山 卓朗

★★★★★ rokujo.hatenadiary.com 上巻のレビューから一か月も経ってしまいました。原書は1冊にまとまってるのですがこの本は記述量が半端じゃないので2冊に分けたのは賢明だと思います。 プロセスとしてのリーマンショック 下巻は役者が全員そろっているので上…

書籍レビュー: エヴァ好きが書いた一夜漬け用テキスト『グラフィック ミクロ経済学』著: 金谷貞男・吉田真理子

★★★★☆ 私には野望があります。大学中退という負い目をバネに、あらゆる分野の知識について学部卒以上の知識をつけたいという野望です。ゼロからのスタートです。 そもそも大学で教えられている政治・経済・文学・歴史学・哲学・心理学・語学・物理学・化学・…

書籍レビュー: マーケティングの教科書×ジョブズ×エリート礼賛 『Think Simple アップルを生み出す熱狂的哲学』 著:ケン・シーガル 訳:高橋則明

★★★★★ 著者のケン・シーガルはアップルに長年勤めた広告マンです。スティーブ・ジョブズを広告面から陰で支えた存在と言えるでしょう。本書は、アップルの「Think Simple」という哲学をタイトルに冠しその詳細を10項目にまとめた(体裁の)の本です。 シンプ…

書籍レビュー: リーマンショックを物語風に味わう『リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上)』 著:アンドリュー・ロス・ソーキン 訳:加賀山卓朗

★★★★★ 投資で一番怖いのは金融危機による暴落です。7年前にはリーマンショックという未曽有の危機が起きていましたが、当時の私は何のことか全く理解していませんでした。なんか銀行が破綻したせいで世界中が不況になったんだって。以上のことは知りませんで…

書籍レビュー: 経済学を壮大に総まとめ 『経済学大図鑑』 著:ナイアル・キシテイニー 訳:小須田 健

★★★★☆ 経済学の主要なトピックを簡潔に網羅した良書 本書は経済学の主要な論点を時系列順に並べ、おおむね2~4ページで簡潔に紹介するスタイルを取ります。ただし、主要な論点だけで100を超えます。それほど経済学は奥が深いということです。 まずこの本の装…

書籍レビュー: 定番かつ優れた人生論・自己啓発書!『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 著: スティーブン・R・コヴィー

★★★★★(・ω<)☆ 大ベストセラーの評判通りの良書 本書は世界で3,000万冊、日本でも180万冊売れている書だそうです。私は人生哲学・自己併発系の書籍を読むのは初めてです。win-winという言葉は代ゼミの講師が良く利用していたので聞いたことがありましたが、こ…

書籍レビュー: セブン流ここに極まる 『セブン-イレブン 終わりなき革新』 著: 田中陽

★★★★★ 私はほぼ毎週セブンイレブンを利用しています。生活に密着する企業の本には興味が出るものです。 セブンイレブンの成長過程とその手段を熱い筆致で綴る この本は日経の記者がセブンイレブンを長期間取材して書いた熱のこもった一冊です。連載なのか書…

書籍レビュー: 飯野一、小出浩平 - はじめての人のマーケティング入門(かんき出版)

★★★★★ マーケティングとは何か 本書はマーケティングの入門書です。マーケティングとは、『企業が効率的に売上を上げ、利益を獲得していく仕組み』であると冒頭に記述があります。 我々は物質的制約・時間的制約・金銭的制約のもとに生きています。商売のた…

書籍レビュー: 流通はダイナミックで面白い 『流通のしくみ』 著: 井本省吾

★★★★★ 「大手小売業の動向」が秀逸 入門書ということであまり期待していませんでしたが、この本は大当たりです。優れているのは第三章の「大手小売業の動向」です。1904年、明治37年に三越百貨店がオープンしてから、百貨店の隆盛と衰退、変わってイトーヨー…

書籍レビュー: インターネットはプル型メディア 『売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方』 著: 竹内謙礼

★★★☆☆ 偶然ですが、意図して選んでいないのに直近に読んだ本と著者がかぶっていました。 竹内謙礼 - 売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方 - 六帖のかたすみrokujo.hatenadiary.com 要点とそれ以外 この本のポイントは、次の2点に絞られているよ…

鈴木康之 - 名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方

★★★★★ コピーライターの鈴木康之さんは1937年生まれ。今でも現役で講演活動をしていらっしゃいます。もう80歳近いのですね、お若いです。 内容 新聞広告を中心とした名作コピーを掲載し、鈴木さんがその文章のどこが素晴らしいのか、どのような点に着目して…

竹内謙礼 - 売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方

Amazon.co.jp: 売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方 増補改訂版 (日経ビジネス人文庫): 竹内 謙礼: 本★★★★★ これはよくできた本だ。キャッチコピーの出来に売り上げが大きく左右されるのは、新聞広告、電車の吊り広告、そしてウェブ広告を見れ…

嶋村和恵, 電通 - 新しい広告

広告についての大学用教科書という感じでややお堅く、表現にパンチが無いが内容は極めて面白い。広告というのは経済活動の最も末端に位置する生産者と消費者を結ぶ橋渡しの役目だけではない。情報発信こそが広告の役目であり、それは企業からだけではなく、…

太田 忠 - 賢い投資家必読! 株に強くなる本88

★★★★☆ 著者 太田忠は証券会社から独立した投資家、企業化。ドイチェアセットやらJPモルガンやら、有名どころの外資企業の出身である。 投資講座、株式投資入門、資産運用なら太田忠投資評価研究所株式会社 彼は文学部出身という引け目を武器に変え、25年で2…

日本経済新聞社 - 検証バブル―犯意なき過ち

★★★★★ 日経がまとめたバブル通史。私はバブルが発生している真っただ中においてはほんの子供であったため、何が起こっているかは全く知らなかった。 そういえば80年代の終わりか90年代初めに、祖父が家族に株を買うことを頻りに勧めてきた記憶がある。もちろ…

森生明 - MBAバリュエーション

★★★★★ バリュエーションの入門書。この本の要点は次の式に集約される。 PV=C/(r-g) PV→現在企業価値(Present Value) C→キャッシュフロー(Cache flow) r→キャッシュフローの安定性・リスク(risk) g→キャッシュフローの成長性(growth) 大部分の記述がこの式を…

望月 実, 花房 幸範 - 有価証券報告書を使った 決算書速読術

★★★☆☆ 有価証券報告書とは何かも知らない頃に買った本で、読みやすく2時間くらいで一気に読めてしまった。読みやすいということは内容が薄いこととリンクしやすく、本書も例外ではなかった。決算書を貼り付けたページが多いことと、財務以外の解説を行う前半…

ジョージ・ソロス - ソロスは警告する(2008)

★★★★★ ジョージ・ソロスという人間に興味があったので読んだ。2008年前半、すでにサブプライムローン危機が表面化しリーマンショックに至る直前の著作で、彼は構造的で長い不況に至るであろう原理を自身の「再帰性」を論拠に粘り強く説明する。再帰性理論は…

財務諸表入門(第五版)

★★★★☆ ブックオフで100円で購入した。簡潔かつ丁寧にまとまっていて、入門書としてはよく出来ている。細かい解説は不足しているので更なる詳解が必要なのは仕方ないが、はじめの1冊としてはよくできている。 最後に日本オラクルの平成18年5月決算短信が読解…

証券アナリストのための企業分析 第三版

★★★★☆ 通勤中に読了。コンパクトにまとまった良書だった。いやアナリストってすごいですね!投資判断とは、理論的に求められる株価からの乖離によって買い・売りの判断をすること。彼らはEPSを求めるために未来の成長率をはじめとする財務諸表を数年分(!)…