六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

振り返り 小5-6

前回記事 rokujo.hatenadiary.com 小5~小6あたりから記憶がポツポツ残り始めます。 私は小4くらいから(いつからか曖昧)?徒歩10分くらいのところに住んでいたO君の家に入り浸っていました。8割くらいの確率でN君もやってきて、3人でいつもゲームをしてい…

書籍レビュー: 現時点最強の思想入門書か 『ヨーロッパ思想入門』 著: 岩田靖夫

★★★★★(๑•̀ㅂ•́)و✧ 岩波ジュニア新書すごいっすね。新書ではこれが最強です。 著者の岩田靖夫さんはほんの最近(2015/1/28)に逝去された学者です。本書がヨーロッパ思想の概観書として異色なのは、ギリシャ哲学とキリスト教に全体の2/3というほとんどの紙面を…

書籍レビュー: 著者の熱意に感服 『マクロ経済学(New Liberal Arts Selection) 』 著: 斎藤誠ほか

★★★★★ 経済学たのしい 経済学は一生かけて学んでいきたい学問の一つです。個人的な経済危機を何度も経験し、近いうちにド貧乏暮らしを余儀なくされそうな自分としては金にはうるさくありたい。金がどのように世の中を回っているのか知りたい。巷に溢れる怪し…

書籍レビュー: よだれがでるよ!『人とミルクの1万年』 著:平田昌弘

★★★★★(‥ºั⌔ºั‥ ) 牛、馬、羊、、、人間が家畜の乳を利用するようになって、およそ1万年が経つそうです。この本は世界の「ミルク史」なるものを地域ごとに詳述、「北方乳文化圏」「南方乳文化圏」なるミルク文明史とも言える大胆な仮説を展開していくダイナミ…

CDレビュー: Electric Wizard - Come My Fanatics...(1997)

★★★★★ Electric Wizard2枚目です。1枚目と比べると重低音と曲の「遅さ」が際立ちます。 1曲目Return Tripが一番やばい。やばすぎます。この1曲でお腹一杯。 www.youtube.com ただ苦しんでいるだけのヴォーカル、胃の内容物を上に押し上げる効果しかなさそう…

CDレビュー: Yes - Heaven & Earth (2014)

★☆☆☆☆ イエス最新アルバム。20枚目です脅威ですね。よくこんなに出せたもんです。 しかし、、薄い!薄すぎる!タンパク質が半分以下になったトモエ乳業の低脂肪乳って感じ!つまらなさすぎて1曲も印象に残る曲がありませんでした。残念。全く付けるコメント…

CDレビュー: DakhaBrakha - Yahudky (2007)

★★★★★(∂ω∂) ウクライナのエスノカオス集団DakhaBrakha、1枚目のスタジオアルバムです。前回聴いたLightは3rdでした。公式サイトによると1stの前に"Na dobranich"ってライブアルバムがあるらしいんですがAmazonで取り扱いがありませんでした残念。 あ、よくみ…

書籍レビュー: トレードオフなエコシステム『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学』 著: デイビッド・サダヴァ他

★★★★☆ しばらく書籍レビューが簡素になります。 第5巻は生態学、英語で言うとエコロジーの分野です。第1巻~3巻がミクロ生物学なら、4~5巻はマクロ生物学。私はミクロよりもマクロ分野についてなかなか理解がついていかないようで、新書並み200ページちょい…

CDレビュー: Jaga Jazzist - A Livingroom Hush(2002)

★★★★★ 先端ジャズ集団Jaga Jazzistの2ndアルバムです。器楽ジャズをベースとして前半はポップ寄りの構成、表参道明治神宮前系のオサレサウンドをミックスした曲が中心です。ラフォーレとかフランフランとかでかかってそう。 中盤からエレクトロやドラムンベ…

書籍レビュー: 『よくわかる栄養学ハンドブック』 著:舛重正一

★★★★★ 科学的でとても分かりやすい上に適度に網羅的です。厳密な生化学的記述も知りたいのですがそれは専門書を読めばよいでしょう。 色々参考になるところはあったのですが今日レビューを書いている時間がないのでここまでです。

CDレビュー: Sarah Vaughan - Crazy And Mixed Up (1983)

★★★★☆ ジャズの100枚。シリーズ24枚目です。邦題は『枯葉』。 くんせいジャズ サラ・ヴォーン(1924-1990)はアメリカ出身のジャズヴォーカリストです。煙焼けしたハスキーボイスが特徴ですが予想通りヘビースモーカーで、死因は肺がんでした。 33分ちょいと短…

CDレビュー: Oliver Messiaen Complete Edition - Catalogue d'oiseaux, Livre 4, 5 (CD6)

★★★★☆ メシアン「鳥のカタログ」2枚目です。4,5集は次の鳥たちが登場します。 第4巻 第7番 ヨーロッパヨシキリ ヨーロッパヨシキリ - Wikipedia 一夫一妻を取る珍しい鳥です。曲は28分26秒という超大作で、途中にはガラガラドーンとこれ絶対鳥の鳴き声じゃね…

CDレビュー: Great Pianist of the 20th Century Vol.10 - Jorge Bolet I (CD2)

★★★★☆ 2枚目はライブ版ともあってレパートリーがぐっちゃぐちゃです。美しきドナウの流れにはじまりタンホイザーやらクマンバチやら愛の喜びやら小曲の集合です。 聞くたびに毎回思いますが熊蜂の飛行をピアノに編曲したラフマニノフとこれを弾こうとするピ…

書籍レビュー: 『ふたりのロッテ』 著:エーリッヒ・ケストナー

(•ө•) 題名だけ知っていたので興味で読みました。 ケストナーの語り口調には癖がありそれが独自性といい味を出しています。高橋健二さんの訳もじょうず。 離婚話ですので子供に読ませるのは不適当ではないかとの声もあったそうですがケストナーは次のような…

CDレビュー: Great Pianist of the 20th Century Vol.10 - Jorge Bolet I (CD1)

★★★★☆ Great Pianistsシリーズの10組目のセット1枚目です。 ホルヘ・ボレット(1914-1990)はキューバ出身のピアニストです。フレディマーキュリーに似てますね。 このセットは1974年のカーネギーホールでのライブ録音で、彼の出世作だそうです。 1枚目はバッ…

書籍レビュー: 60Pに濃い内容『科学発見シリーズ』 著: アイザック・アシモフ

★★★★★ SFの巨匠アイザック・アシモフ(1920-1992)による、こども向けの科学読み物です。1冊あたり60Pほどしかありませんが内容は濃く、これを読めるのは中学生以上程度でしょう。大人でも十分楽しめる内容です。 原著はここにあります。how we find out...? …

書籍レビュー: 次回を待て『ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)』 著: 塩野七生

★★★★☆ おそらく本シリーズの一番気合が入っていると思われる話題、ユリウス・カエサルについてです。文庫版では本書含めて6冊がカエサルについての記述に充てられています。本書ではカエサル誕生~39歳までの軌跡を辿ります。紀元前100~61年の間の出来事で…

CDレビュー: Ametsub - The Nothings of The North (2009)

★★★★★ 和製ひとりテクノユニットAmetsubの2ndアルバムです。このアルバムを聴くのは久しぶりで2度目なのです。やっぱり良いですね。 前作と大きく変わったのは、メロディーラインと和音の方向性が鮮明になったことです。サンプリングのぶっ飛び具合はより洗…

書籍レビュー: だまされないために『情報操作のトリック その歴史と方法』 著:川上和久

★★★★☆ 川上和久(1957-)さんは社会心理学者。現在、明治学院大学の教授(出版当時は准教授)だそうです。 序盤で著者の定義する情報操作とは次のようなことです。 「情報操作とは、情報の送り手の側から見れば、個人、もしくは集合的な主体が、何らかの意図を持…

フィスコレポートを読む 3457ハウスドゥ

www.fisco.co.jp 先週分とまとめて目ぼしい銘柄は1企業しかありませんでした。 3457 ハウスドゥ(変わり種不動産銘柄) 不動産仲介業者ですが、賃貸ではなく売買の仲介を専門とします。古田敦也氏の宣伝が効いてフランチャイズチェーンの数はうなぎ上り、セグ…

書籍レビュー: ソローを取り込みたい『作家たちの秘密: 自閉症スペクトラムが創作に与えた影響』 著: ジュリー・ブラウン

★★★★★(*´﹃`*) あの作家は自閉症スペクトラムなのか 自閉症スペクトラムの疑いがある、もしくは診断を受けた作家について分析した本です。著者のジュリー・ブラウンさんはアメリカのライティングの教師で、あまり有名な人ではないようで、米amazonでも探す…

振り返り1 ~小4

前回記事 rokujo.hatenadiary.com 私が自分について知っていることは、断片的な記憶の集合体です。ふつう自己像というものは脊髄の通った太いストーリーがあって、そこに個々のエピソードがぶら下がっている物だと考えます。発達心理学の分野では「~期」の…

外出時に食費を削れるか

たとえば1泊の小旅行をするとします。すると当然外食しなければいけません。 外食はエネルギー/コスト比が著しく低い上に脂肪分依存度が高くなりがちであることは以前調べた通りです。1日の必要熱量2000kcalを摂取しようと思うと1日3食で1500~2000円はかか…