六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

フィスコレポートを読む 3457ハウスドゥ

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先週分とまとめて目ぼしい銘柄は1企業しかありませんでした。

3457 ハウスドゥ(変わり種不動産銘柄)

ハウスドゥ!グループ HOUSE DO

不動産仲介業者ですが、賃貸ではなく売買の仲介を専門とします。古田敦也氏の宣伝が効いてフランチャイズチェーンの数はうなぎ上り、セグメント利益率57.3%、連結決算の利益の半分を稼ぐドル箱事業になりました。ハウスドゥがノウハウやブランド力を提供、フランチャイジーが加盟金や月会費などを払う仕組みです。業務支援ソフトや研修、共通サービスまで提供してくれ至れり尽くせりですね。月会費は高いでしょうけど。。

資料によると新規加入費450万円、月額費用30万円です。しかし不動産はコンビニや塾と違って単価が高いですから、月に1000万円の物件が1軒売れるだけで元が取れてしまうそうですよ。持ち家志向が極端に強い日本人には最適のビジネスかもしれませんね!私は一生買いませんけど!

もう一つの主力の不動産売買事業はふつうの事業、建売と中古住宅の売買です。同社は中古住宅の買い取りを強化しており、人口減に伴う中古住宅の供給増に備えているようです。消費税増税時は、一時的な落ち込みが予想されます。

またハウス・リースバックという変わった事業も伸びています。これは、ハウスドゥが家を買い取り、売主は賃貸料を払ってしばらくの間売却した物件に住むというものです。売主は金が入った上でしばらくの間住み続けることができ、ハウスドゥは賃貸収入というストックを確保し将来的に優良な中古物件が手に入ります。ハウスドゥはリース期間が終了したらその家を売却するので、物件の目利きの力が試されます。

中期計画を見るとやはりフランチャイズとリースバックを成長産業に位置付けています。消費増税で売上は減るかもしれませんが、この2つは安定した収益をもたらすでしょう。不動産銘柄でも異色な存在と言えます。

株価は高いのか安いのかよくわかりません。PERは14倍。

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