六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

京王ダイヤ改正とか

TrainNavi2 更新しました。2015/09/25に行われた京王線系列のダイヤ改正に対応しました。 なぜこんなものを作るかと言うとダイヤを目で見て愛でるためです。時刻表は昔から好きです。おそらく時刻表は数字で表現されているからでしょう。何駅から何駅までは…

書籍レビュー: わかりやすい哲学者列伝107傑『哲学大図鑑』 著: ウィル・バッキンガム 訳:小須田健

★★★★★ 以前「経済学大図鑑」という本を読みました。これがなかなか面白かったのでこのシリーズ、全部読んでみたくなりました。分厚くてでかいので時々1冊読む程度のペースで全部読もうと思っています。 rokujo.hatenadiary.com 哲学は私にとって昔から気にな…

書籍レビュー: 構造改革と止揚 『ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上)』 著: 塩野七生

★★★★★ 6冊目の舞台は紀元前133~88年までが舞台です。ポエニ戦争が終結し地中海の覇者となったローマを待ち受けるものは、、なんと国内問題でした。 日本とかぶってる 対外的には大した戦争も無く見た目は平和であったローマですが、平和であるゆえにある問…

CDレビュー: The Bill Evans Trio - Moon Beams (1962)

★★★★☆ ジャズの100枚シリーズの22枚目、3回目?の登場となるピアニスト、ビル・エヴァンスのアルバムです。偶然にもドラムを叩いてるのがいま他のボックスセットを聴いてるポール・モチアンでした。 超瞑想エヴァンスZ ほぼ全曲がしっとり静かな曲で構成され…

書籍レビュー: システム化しまくれ!『自閉症スペクトラム入門―脳・心理から教育・治療までの最新知識』 著: サイモン・バロン=コーエン

★★★★★ 自閉症スペクトラムの最新知識が欲しかったのでこの本は読んでみたかったです。ようやく手に入れました。さまざまな医師の間で必ず話題に上る著者サイモン・バロン=コーエンさんの日本語の書籍の中では一番新しいと思われます(でも2011年出版、原著…

食品コストパフォーマンス調査 Ver.2

前回の記事 rokujo.hatenadiary.com 一体何を食べるとコストを抑えつつ健康的に生きることができるのかを追求するのが人生の目標の一つです。 コンビニやスーパー、ドラッグストアに寄る用事があったり折り込みチラシを見たりする度に価格や栄養価を調べ、前…

CDレビュー: Oliver Messiaen Complete Edition - Vingt Regards sur l'Enfant-Jesus (CD3, 4)

★★★★★=͟͟͞͞(✹)`Д´) 3,4枚目は「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」という邦題です。メシアンは作曲家であるとともに神学者ですので、超敬虔なキリスト教徒でキリストが主題の曲も沢山作曲しています。なにしろ彼への眼差しを想像するだけで2時間に及ぶ大曲を作っ…

CDレビュー: Great Pianists of the 20th Century Vol.9 - Daniel Barenboim (CD2)

★★★★★ 2枚目はピアノソロがリストで4曲、これはオマケ扱いでメインはブラームスのピアノ協奏曲1番です。 堅焼きせんべい 先頭3曲はリスト「巡礼の年 第2年:イタリア」から4~6曲目のペトラルカシリーズの抜粋です。リストにしては珍しく静かめ(5曲目の中盤…

CDレビュー: Great Pianists of the 20th Century Vol.9 - Daniel Barenboim (CD1)

★★★★☆ ダニエル・バレンボイム(1942-)はアルゼンチン出身のユダヤ人ピアニストです。またユダヤ人!金持ちと音楽家はみんなユダヤ人ですね。 20世紀代表のピアニストですが70歳を超えた今でも新譜が出続けています。 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番 ア…

フィスコレポートを読む セレクト 4726ソフトバンク・テクノロジー、2405フジコー、7164全国保証

4726 ソフトバンク・テクノロジー デジタルマーケティング、プラットフォームソリューション、システムインテグレートの3事業を擁する総合IT企業です。ソフトバンクの名前がついていることから分かるように、ソフトバンク向けの製品を開発していますが売り上…

書籍レビュー: 心は4分割できるか『心の理論』 著:子安増生

★★★☆☆ 他人の心を読む仕組み 著者の子安増生さんは教育学者。幼児・児童の認知心理学・発達心理学が専門のようです。 本書で紹介される「心の理論」とは、「他人の心を読むしくみ」のことです。自己の心的作用の成り立ちを示している本ではありません。自閉…

HANNIBAL: Rome's Worst Nightmare を見ました

数独ソルバーの続きを作っていたらドツボにハマったので、気持ちを切り替えるために次の記事を書いている途中で見つけたハンニバルのドキュメンタリーを見ました。 rokujo.hatenadiary.com www.youtube.com 1時間半。ハンニバルがスペインを発ってイタリアに…

書籍レビュー: なぜ各桁の和が3で割り切れるとその数は3で割り切れるのか『数学入門〈下〉』 著:遠山啓

★★★★★ rokujo.hatenadiary.com 上巻に引き続き下巻では、整数論・関数・極限・指数対数三角関数・微積分がターゲットです。 合同式 123とか54321とか、各桁を足すと3の倍数になるということは知識として知っていました。お金を3等分したり料理中に材料を3等…

CDレビュー: Ametsub - Linear Cryptics (2006)

★★★★★ 久しぶりにエレクトロニカを聞きました。Ametsub(あめつぶ?本名不明)は日本人アーティストです。 神経症が転じてα波を出す? エレクトロニカは電子音を多用するその構造上、没交渉で神経症的で耳障りになりやすい音楽です。Aメロ、サビなどに分かれて…

書籍レビュー: 盛者必衰の理 『ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下) 』 著:塩野七生

★★★★★(つω`*) 第5巻の舞台は紀元前205年~146年です。第二次ポエニ戦争、第三次ポエニ戦争を経てマケドニア、カルタゴが滅亡し、ローマが地中海の覇者となるまでを辿ります。 戦力の非戦力化 前半の山場はやはり、カルタゴの天才策略家ハンニバルと、ハンニ…