六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

書籍レビュー

真山仁 - ハゲタカ

Amazon.co.jp| 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)| 真山 仁| 講談社 Amazon.co.jp| 新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)| 真山 仁| 講談社 ★★★★☆ 経済に興味が出てから、以前ドラマ版を見たことがあったこの作品をどうしても読みたかったので手に入れて読んだ…

Introducing Python: Bill Lubanovic

Amazon.co.jp: Introducing Python: Bill Lubanovic: 洋書www.amazon.co.jp ★★★★★ Python入門書。他の言語をある程度扱える人間がPythonってどんなもんなんじゃろうと思って読むのにはちょうどよいレベルの書籍だった。私のような境遇の人間には極めておす…

森生明 - MBAバリュエーション

★★★★★ バリュエーションの入門書。この本の要点は次の式に集約される。 PV=C/(r-g) PV→現在企業価値(Present Value) C→キャッシュフロー(Cache flow) r→キャッシュフローの安定性・リスク(risk) g→キャッシュフローの成長性(growth) 大部分の記述がこの式を…

プラトン - ソクラテスの弁明・クリトン

★★★★★(´・-・。) おそらく世界でいちばん有名な哲学書(むしろ物語?)。昔背伸びして買った古い岩波文庫が眠っていたので読んだ。対話篇と称されるように全編が実在の裁判に沿ったソクラテスの一人語りでできており、彼の弁論がソクラテスという思想家を…

望月 実, 花房 幸範 - 有価証券報告書を使った 決算書速読術

★★★☆☆ 有価証券報告書とは何かも知らない頃に買った本で、読みやすく2時間くらいで一気に読めてしまった。読みやすいということは内容が薄いこととリンクしやすく、本書も例外ではなかった。決算書を貼り付けたページが多いことと、財務以外の解説を行う前半…

ジョージ・ソロス - ソロスは警告する(2008)

★★★★★ ジョージ・ソロスという人間に興味があったので読んだ。2008年前半、すでにサブプライムローン危機が表面化しリーマンショックに至る直前の著作で、彼は構造的で長い不況に至るであろう原理を自身の「再帰性」を論拠に粘り強く説明する。再帰性理論は…

クリティカル・シンキング―「思考」と「行動」を高める基礎講座

★★★★☆ ブックオフでタイトルに惹かれて購入。ブックオフは新本屋の敵だけれど、我々貧乏人にとってはゴールドラッシュだ。ただし都市部の大型店に限る。新宿西口店は100円コーナーですら山のような一般書があり感動した。近くの西新宿小滝橋通り店とは月とス…

財務諸表入門(第五版)

★★★★☆ ブックオフで100円で購入した。簡潔かつ丁寧にまとまっていて、入門書としてはよく出来ている。細かい解説は不足しているので更なる詳解が必要なのは仕方ないが、はじめの1冊としてはよくできている。 最後に日本オラクルの平成18年5月決算短信が読解…

証券アナリストのための企業分析 第三版

★★★★☆ 通勤中に読了。コンパクトにまとまった良書だった。いやアナリストってすごいですね!投資判断とは、理論的に求められる株価からの乖離によって買い・売りの判断をすること。彼らはEPSを求めるために未来の成長率をはじめとする財務諸表を数年分(!)…