CDレビュー: ai kuwabara trio propject - Love Theme(2015)
★★★★★
桑原あいさんは1991年生まれ、ヤマハエレクトーンのコースから中学校時にピアノに転向、洗足のジャズピアノ専攻からデビュー。顔が地味。このアルバムは4枚目だそうだ。
たまには日本人アーティストのアルバムも聴きたい!ということで、7曲目の21st Century Schizoid Man を目当てに聞いてみた。演奏自体は、あまり上手くない。特に主役のピアノがよくとちったり、転がる。でもそれを補って余りあるほど編曲が上手。聞きどころは3, 5, 7, 10曲目。クリムゾンのカバー7曲目はイントロを後半に持ってきたところがすごい!肝心の疾走部分はちょっとずれてるけど迫力十分、ラストはお見事。10曲目はドラムスの一人ブレイクビーツが聴ける。よくやるよ。全体にわたって編曲の上手さが効き私のようなややロック気味なジャズが好きな人間にとってはストライクゾーンにハマる1枚だった。ピアノソロでもうちょっと歌えるといいな。
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