六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

評価★★★★★+

CDレビュー: Joseph Achron(comp), Michael Ludwig(vn), Alison d'Amato(pf) - Music for Violin and Piano

★★★★★(๑•̀ㅂ•́)و✧ 久々のクラシック部門大ヒット! ジョゼフ・アクロン - Wikipedia 作曲者のジョゼフ・アクロン(1886-1943)はユダヤ系ポーランド人のヴァイオリニスト兼作曲家です。ユダヤ人の天才ミュージシャンの例に漏れず、後年はアメリカに渡ります。 …

Anthony Braxton - Composition No.173 (1994)

★★★★★✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌ Amazon.co.jp: Anthony Braxton : Complete Remastered Recordings - 音楽 このボックスもとうとう8枚目。散々訳わからん曲を聴かされたが最後の最後でとんでもないアルバムが収録されていた。ダントツの最高傑作だ。 ジャ…

Shelly Manne & His Friends - My Fair Lady (1956)

★★★★★ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧ アメリカっぽさが臓に染み渡るようなアルバム。映画は見たことないけれど、1曲目のウォーキングベースとドラムのノリっぷりを聞けば誰もが上機嫌になれるはず。7曲目With A Little Bit Of Luckは泣けるピアノ大炸裂だし、ラストの I Coul…

Great Pianists of the 20th Century Vol.5 - Claudio Arrau II (CD1)

★★★★★(ฅΦωΦ)ฅ 1枚まるごとベートーベン三昧。ワルトシュタインの2曲目が最高!!塞ぎこみがちな気持ちを一気にぶっとばしてくれる美しさ!1曲目の特徴的なイントロはなんとスピードを落として優しく優しく弾く、というサプライズな表現に。すげぇなあ。 ホン…

CDレビュー: Yes - Going For One(1977)

★★★★★=͟͟͞͞⊂( ’ω’ )=͟͟͞͞⊃ 前作で天に昇ってしまった後、今作では前衛的な度合いがガクッと減り、地上に降りてきたという感じ。今作は曲構成が神がかっている。1曲目タイトルチューンGoing For Oneがいきなりスマッシュヒット。さらに3曲目ParallelsはYesで…

Great Pianists of the 20th Century Vol.4 - Claudio Arrau I (CD2)

★★★★★◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪⁎˚♫ 2枚目はブラームス集。1-2曲目はパガニーニの主題による変奏曲で、有名なパガニーニの奇想曲24番をひたすらアレンジしまくった大作。この曲はリスト、ラフマニノフといった人外ピアニストたちも編曲しており、現代ではビーマニに収録さ…

Slayer - God Hates Us All(2001)

★★★★★┗=͟͟͞͞( ・∀・)=͟͟͞͞┛ 大幅に進化した。デビューから20年もたっているというのに、信じられない。もはや3rdすら軟弱に思えてくる、鋼のヘヴィネスサウンドと化したスレイヤー。激しく爆音寄りのマスタリングがされており、まさに近代兵器。発売日は何の…

Unwired: Acoustic Music From Around the World(1999)

★★★★★ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧ アコースティックな曲だけ集めた特別版。アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパからオールスターで集められているせいか、このシリーズの中でダントツで出来が良い。ほぼはずれの曲はないが、特に14曲目Red Ribbonは熱い!暑すぎ!パー…

Modern Jazz Quartet - Django (1956)

★★★★★(๑˃̵ᴗ˂̵)و ジャズの100枚、ようやく10枚目。MJQの代表作、有名すぎるアルバム。ビブラフォンが特徴的なこのバンドのサウンドはとにかく可愛い!可愛すぎる!ドラム、ベース、ピアノ、みんなお菓子みたいに音に聞こえる。ジャズ界きっての萌え萌えサウン…

Slayer - Diabolus in Musica(1998)

★★★★★✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌ 音圧大増加、モダンな外面に変わるも内面的に全然変わっていないスレイヤーの7枚目。低速曲を挟むことで高速曲がより生きてくるアルバム単位でみると完成度は最も高いように思われる。個人的には、若さで飛ばしている3rdよりも好き。ド…

CDレビュー: Yes - Close To The Edge(1972)

★★★★★wヘ(゚∀゚)√レ( ゚∀)wヘ( ゚)√レ( )wヘ( )√レ(゚ )wヘ(∀゚ )√レ(゚∀゚)√レv〜 !!!! このアルバムを聞くのは実は2回目。改めて、このアルバムの偉大さが染み入る。今までに聞いた全プログレアルバムの中で最強のアルバムだろう。奇を衒うわけでもない、概念の再構築…

Wynton Kelly - Kelly Blue (1959)

★★★★★ლ(ಠ_ಠ ლ) これはかっちょいいー!特にイントロ!どの曲も始まった瞬間にビビッとくるクールな始まり方をするので、彼らの世界に飲み込まれること間違いなし!フルートがいるとアイスクリームにミントを混ぜたような感じがして、涼しい。Keep It Moving…

Slayer - Divine Intervention (1994)

★★★★★(‥ºั⌔ºั‥ ) 6枚目。現時点、一番良い。ヴォーカルの声に凄味が現れ、以前のような力押しではなくおどろおどろしさが増した。ドラムは質が変わり、ほれぼれするような超速テクニシャンの様相(後で調べたら、メンバーが変わったらしいです)。どこをどう…

CDレビュー: Yes - Fragile(1971)

★★★★★٩( 'ω' )و 4枚目、一皮剥けた作品。明らかに前作と比べてスケールが大きくなっている。1曲目Roundaboutはジョジョアニメでも使われた有名な曲、明るいロックの中にドキドキ要素をできるだけ詰め込んだ名作。4曲目South Side Of The Skyは、AメロのF#EF#…

Max Roach & Anthony Braxton - Birth And Rebirth (1978)

★★★★★└('ω')┘ニャアアアアアアアアアア!!!! The Complete Remastered Recordings on Black Saint & Soul Note の、サックス奏者 Anthony Braxton さんのボックスから1枚目。この人は即興でゴリゴリ吹く人らしいので、きっと苦手なタイプだろうなぁ、と思って聴き始めたら…

Morris Ravel, Daniel Barenboim(Cond), Orchestre de Paris(Orch) - Boléro, La Valse, Pavane pour une Infante défunte, Daphnis et Chloé, Suite No. 2 (111 Years of Deutsche Grammophon CD4)

★★★★★ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧ オーケストラの魔術師ラヴェル特集のCD。素晴らしいです。 お馴染みボレロは、後半に向けて1次関数+ラストは2次関数で単調増加で盛り上がっていく、もっとも好みの構成。楽譜がそうなっているのか、バレンボイムさんがそうしているのか…

75 Jahre Donaueschinger Musiktage 1921-1996 (CD3) John Cage, Alois Hába, Dieter Schnebel, Paul-Heinz Dittrich, Friedrich Cerha

★★★★★(°ω°) 2曲目String Quartet No. 2 ("In quarter-tone system")に衝撃を受けた。quater-tone systemというのは四分音とう半音の半音を使った曲のことらしい。この曲が美しい。美しいけれど、四分音だから音がずれて聞こえるので、物理法則が狂った世界に…

Slayer - Reign in Blood(1986)

★★★★★─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ もはや語る必要もないほどの名盤。8年ほど前にこのアルバムを聞いた時は、本当にびっくりした。あまりの速さと破壊力にのけぞり、世界は広いと思った。久々に聞いてみたら、彼らにはこの時何かが取りついていたんじゃないかと思った…

75 Jahre Donaueschinger Musiktage 1921-1996 (CD1) Paul Hindemith, Igor Stravinsky, Ernst Krenek, Kurt Weill, Hans Haass

★★★★★_(┐「ε:)_ズコー 電子音楽に幻滅してきたことと、現代音楽成分が足りないことから、このボックスをセレクトした。 Donaueschinger Musiktag(ドナウエッシンゲン音楽祭)は、ドイツの小さな町ドナウエッシンゲンで開催される、初演作品のみの現代音楽祭。ア…

Great Pianists of the 20th Century Vol.01 - Geza Anda (CD1)

★★★★★∩( ✧Д✧)∩ Great Pianists of the 20th Century - Wikipedia, the free encyclopedia のシリーズを聞いていきます。その名の通り20世紀の名ピアニスト全集です。すべて2枚組の100シリーズ、計200枚。いつになったら聞き終わるのか。 1番目はアンダ・ゲー…

Slayer - Hell Awaits(1985)

★★★★★ フオオオ(((卍(^ω^)卍)))フオオオ 3rdばかりが伝説になったバンドだけれど、2ndもすごかった。1曲目タイトルチューンHell Awaitsは、その演奏は粗削りを通り越してずれまくりの下手なんだけど、それを覆い尽くすくらいのエネルギーがあった。ギターだけでこ…

Flying Lotus - You're Dead! (2014)

★★★★★ლ(ಠ_ಠ ლ) 2014年特集その10。2回目の大当たり!ジャケットが怖い。 Flying Lotusははカリフォルニア生まれの音楽プロデューサー、ディスクジョッキー。バキバキのエレクトリックサウンドを期待したら、なんとニュージャズ風の生楽器(しかも上手い)+…

Opeth - Pale Communion(2014)

★★★★★щ(゚д゚щ) 2014年特集その3。 オーペスはスウェーデンのプログレッシブメタルバンド。デビュー当時はデスヴォイスでぶいぶい言わせていたらしい。私はこのアルバムで初めて知った。 デス、メタル要素は皆無。やや古めの音の使い方を基調とし、近年の録音…

Enrico Pieranunzi - No Man's Land(1989)

★★★★★╭( ・ㅂ・)و ̑̑ うわーすげぇなあ。前作に引き続き大ヒットだった。まずタイトル曲No Man's Landが泣きの超名演奏で、ベースソロも素晴らしい。4曲目Blues In CはどこらへんがCなのか分からないくらい発散しているが緊張感と優れたインプロが充満した傑作…

Amon Tobin - ISAM(2011)

★★★★★((((・ิ(・ิω(・ิω・ิ)ω・ิ)・ิ)))) 前作Foley Roomは中途半端な印象を受けたが、このアルバムは、針が右側触れ切ってとんでもないものができてしまっている。決まった形、お決まりのパターンの繰り返しとしてのビートは、完全に姿を消してしまった。前作で取…

Art Pepper - Art Pepper Meets the Rhythm Section(1957)

★★★★★(灬╹ω╹灬) これは素晴らしい! ジャズの100枚、の4枚目。サキソフォン奏者アート・ペッパーと、マイルス・デイヴィスのリズム隊が合流した、というアルバム。アート・ペッパーさんのサックスは、いい意味で軽い。さらさらと耳に心地よく、まとわりつく…

Beethoven, Friedrich Gulda(pf): Klavierkonzerten 4, 5(CD3)

★★★★★(・ω・ ) ラスト。コンチェルト4番は第2楽章がすっごくよいです。重苦しい弦も抑えたピアノも他に類の無いような形式。5番は「皇帝」として有名ですがどこらへんが皇帝なのかわかりません。むしろ歓びの歌ピアノ協奏曲バージョン、といった趣が強く、第…

Beethoven, Friedrich Gulda(pf): Klavierkonzert 2, 3(CD2)

Amazon.co.jp: Ludwig van Beethoven, Horst Stein, Wiener Philharmoniker, Friedrich Gulda : Beethoven: Piano Sonata No. 1-32, Piano Concertos No. 1-5 - 音楽 ★★★★★ヽ(゚∀゚)ノ ピアノ協奏曲3番が良い。よすぎる。ライブで聞いたらスタンディングオベー…

Beethoven, Friedrich Gulda(pf): Piano Sonata No. 30-32(CD12)

★★★★★∩(・ω・∩) (∩・ω・)∩ 名曲しかない。。 まず切ない切ないメロディーで始まる30番。第1楽章、中盤からは曲調が変わり実質の2楽章目、いつものベートーヴェン節が大炸裂し、チャーラチャンチャンとダサさも完備。第2楽章は長大で10分超、しかも曲調がコロ…

Beethoven, Friedrich Gulda(pf): Piano Sonata No.28-29(CD11)

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