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六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

新しい部屋を契約した/怒りの理由/観察者になりたい

23:00 大幅加筆・改題しました

 

新居の契約が済みました。8日後には引っ越します。管理会社さんは今までで一番感じが良かったけど、退去時のクリーニング代も家賃の1.5倍くらいと今までで一番高くてげんなり。敷金礼金ゼロゼロ物件は、退去時の料金が高くなりがちですね。法律の定めがないので、ピンハネし放題です。敷金を払っていれば敷金内に収まることは多いでしょうから、今後は敷1物件を狙っていくか、事前にクリーニング料金を明確にしてもらおうと思います。

新居付近のリサイクルショップをチェックしました。店主さんはまとめ買いしたら値引きしてくれると言ってくれました。家財の大半をここで買っちゃおうかなぁ。冷蔵庫、レンジ、なんとスロークッカーのようなものもありました。時間が足りずざっとしか見てないので、後日また来店します。

引越直後はスーパーを渡り歩いて最低価格をチェックする作業を続けることになるでしょう。卵が高い。なんで10個200円もするの。牛乳もリットル200円近い。

 

家を出る前にKが私のことを自分勝手である、自分だけが大事で、ずるくて、嘘つきで、無責任で、自分のことをバカにしている(自分を軽んじているわけではなくて、頭が悪くなったという意味)と怒ったのですが、私は反抗もせずああその通りだな、と言いました。心からそう思っているのです。そのことがKをさらに怒らせました。私は以前のように萎縮したり、否定し逆上して訳の分からないことを言うことは全くなくなりました。しかし感情がぶつかってくるときは心拍数が上がります。思考力が落ちます。ですので言葉にまともに反応することはやめて、それ以上の会話は拒否しました。建設的に応答することができる状態にないのだから。

なぜ人は怒るのでしょう。他人に自分の声を届けるため、他人を思い通りに動かすためだと理解しています。怒ることは人間が遺伝的に獲得している形質ですし、怒られることをおそれる気持ちも遺伝的に備わっています。人間のコミュニケーション、特に操作機能を円滑に動作させるために誰もが共通に生得的にもっている感情です。怒ることと怒りをおそれる気持ちが会話の前提としてあります。だから他人を怒らせまいとみな心を砕くわけですね。

私は怒りをおそれる気持ちを邪魔だと考えました。おそれれば、脳の機能が低下して正しい理解ができないからです。その結果、他人の意図を正確に読み取ることができなくなります。私には怒りの持つ操作機能が通用しにくくなりましたが、それはあなたの気持ちを正確に把握したいからです。もちろん、あなたの望む反応を返すことができるかどうかとは、別問題です。私はあなたの期待を無視し、私が適切と考える反応を勝手にやりました。合理的な拒否は、独立な人間に認められた判断の一つにはなりませんか。

私は自分のことを無限遠から他の人間をみつめる「観察者」になることを望んでいるのかもしれません。怒りや感情についてさえ、科学的な分析がされた本をたくさん読んでみたいと考えています。そして自分のネガティブな感情が湧き上がる余地を無くし、最高のパフォーマンスで色々な物事を見つめてみたいと考えています。いや、ここまで書いて、それでは片手落ちだ、自分のネガティブな感情だって見つめてみたいな、と考えを変えました。ネガティブな感情を保持しつつ、さらにその自分から距離を置いた観察者となって、「おおわたし悲しんでる、怒ってる、落ち込んでる。しめしめ」と思いながらもう一つのCPUを使って他のタスクをこなせるようになるのが理想です。これで表面上は相手の望む反応をしながら内心では冷静に分析ができればいいのですが、シングルタスクな私にとっては高望み過ぎます。シングルタスクから脱却できない以上は、ネガティブな感情を避雷針のように脇にそらすくらいしか、できることはありません。エヴァンゲリオン風な子供じみた「傷つきたくないから」という気持ちが芯にある可能性は否定できません。私は自分のことを子供じみていると思うし、言われて腹も立ちません。腹を立てるということに興味が無くなりました。

 

私の親と一緒で、考えていることが分からないとも言われました。しかし私の親が自分の決めた道、ストーリー以外の出来事を感情的に受け付けないのとは対照的に、私は一切感情を排すように心がけ、冷静にあらゆるストーリーを考慮に入れる・受け入れる準備ができているつもりです。ただしそのストーリーに従うとは限りません。

 

一週間ちょい後には私は家族を捨てて家を出ます。わがままです。冷静に考えて妻子を捨てて移り住む新居にワクワクするなんて世間から見れば人でなしだと思います。そう考えるのが普通です。家族を捨てた作家は瀬戸内寂聴くらいしか思いつきませんが他にもいるのでしょうか。客観的に自分を見つめると私でさえ色々なものがボロボロ出てくるので海外作家まで目を向けたらいくらでもいそうなので探してみたいです。

真実を見抜く力は幻想を崩壊させる原動力です。彼女はいつも真実をつきます。私も真実を見抜きたくてたくさん本を読むし、twitterでひっきりなしにやってくる常識破壊記事を読み漁っています。言葉は力になります。私がバカになったというのは、あなたの思い通りになることなのでしょうか、それとも本当に思考力が落ちたということなのでしょうか。

私は残念ながら口下手ですので、当意即妙な反応ができない、思考が散乱して大事なことを言えない、相手の感情に情報量が取られて話の内容がどこかに行ってしまう、一つ前の話題が何だったかすぐ思い出せなくなる、という人間です。これを回避するためには、感情のベクトルを曲げて受け流すしかないんです。あれから15時間経たないと分析一つできませんでした。

 

ずいぶん散乱してしまいました。今日考えたことは以上です。