六帖のかたすみ

DVを受けていた男性。家を脱出して二周目の人生を生きています。自閉症スペクトラム(受動型)です。http://rokujo.org/ に引っ越しました。

書籍レビュー

書籍レビュー: 『すぐに役立つ 少額訴訟・支払督促のしくみと手続き実践文例56』

★★★★☆ 60万円までの金銭請求までしかできないけれど、1回で審理が集結してその場で判決が出る、上告もできない超スピード審理が特徴の「少額訴訟」を解説した本です。 裁判費用は最大でも1万円で弁護士も必要なし。訴状を出したら、書記官さんがこういう資料…

書籍レビュー: 『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』 永田カビ

★★★★★ レズ風俗のレポというよりも、作者の心象風景がメインとなる作品です。 人生で一度でも挫折の経験がある人は、彼女の根底にある真っ暗なものとシンクロして、心が揺さぶられるのではないかと思います。個人的には、以前自己評価がマイナスになっていた…

書籍レビュー:「普通」が差別を生む 『非婚の親と婚外子』 編:婚差会

★★★★☆ 日本国では、婚姻関係にない男女から生まれた子は民法で「非嫡出子」として扱われます。法務省編の戸籍法の解説書には「非嫡出子は、正常でない家族関係における子」と記述されています(法務省民事局内法務研究会編「改正国籍法・戸籍法の解説」1995…

書籍レビュー: 血よりも関係性『ラブ・チャイルド』 編集:福島瑞穂

★★★★★ 1991年出版の本、編者は元社民党党首の福島瑞穂さんです。彼女が国会議員になる前の著作ですね。福島さんは弁護士の海渡雄一さんと事実婚で子供を産むという選択をしています。話がそれますが「事実婚」という言い方は「婚姻」に囚われていて嫌ですね…

書籍レビュー: わかりやすく情報も的確 『図解 よくわかる大人のADHD』 著:柳原洋一、高山恵子

★★★★★ ぼくは小学校の時多動でした。授業中にはじっとしていないし、質問される前に答えをすぐ言ってしまうこどもでした。運よく、小学校の担任が多動を面白がってくれる教師だったので、嫌な思いはせずにすみました。 中学校に入って多動は治まっていたと考…

書籍レビュー: 社会リズムを安定させる『対人関係療法でなおす 双極性障害』 著:水島広子

★★★★☆ 双極性障害は概日リズムに大きな影響を受けます。一度睡眠不足になると大抵は躁の症状が出るので、睡眠時間の確保が重要となります。 本書はさらに「社会リズム」という概念を導入し、転居・トラブル・人間関係のストレスなどをリズムの乱れとみなして…

書籍レビュー: 自傷は戦いの履歴だ『自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント』 著: 松本俊彦

★★★★★ ぼくには自傷について「他人にアピールするためもの」という偏見がありました。間違っていました。 著者の考える自傷の定義は次の通りです。 「自傷とは、自殺以外の目的から、非致死性の予測をもって(「このくらいであれば死ぬことはないと予測して…

書籍レビュー:『双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本』 著:加藤忠史

★★☆☆☆ 初めて知る人にはいいと思いますが通り一遍のことしか書かれておらず新しい知見を得ることができませんでした。躁状態にあまりスポットが当たっていないことと薬の情報が全然ないことが不満です。 こちらをお勧めします rokujo.hatenadiary.com

書籍レビュー:人体図がほしかった『図解 ホームマッサージ―すぐに使える部位別・症状別・セルフマッサージ』

★★★★☆ 地味な本ですが当たりでした。マッサージの基礎と人体への効用、軽擦法(なでる、さする)・揉捏法(押す、もむ)といった指や手首の使い方を簡単に解説した後は、90か所ほどの大量のマッサージ方法が図解されています。 図は写真にマッサージ個所と力の…

書籍レビュー: 実務寄りでバランスの取れた入門書『躁うつ病はここまでわかった 第2版』 編:加藤忠史

★★★★★ ここのところ仕事が詰まっていて時間が取れませんでしたが何とか読めました。 躁うつ病の簡単なイントロから薬物、治療法、体験記とQ&Aからなる躁うつ病の入門書です。編者の加藤先生が書いている「躁うつ病の原因はどこまでわかったか」「躁うつ病Q&A…

書籍レビュー: わかりあえてない『一緒にいてもひとり―アスペルガーの結婚がうまくいくために』 著:カトリン・ベントリー

★★☆☆☆ タイトルに惹かれました。 オーストラリアに旅行中だったスイス人の著者カトリンとオーストラリア人のギャビンが出会い数日で恋に落ち、結婚したところから物語が始まります。 著者の夫ギャビンは天才型のスペクトラム星人です。会計の仕事も投資も超…

書籍レビュー: よくわからなかった『よくわかるパニック障害・PTSD』 著:貝谷久宣

★★☆☆☆ 恥ずかしながらほとんど知識がないので入門書っぽいものをセレクトしました。 パニック障害についてはこれといった原因は分かっていません。人間が恐怖や不安から回避するための機能の誤作動と考えられています。まだ仮説の段階です。動悸・息切れ、過…

書籍レビュー: たぶん当事者専用『無限振子 精神科医となった自閉症者の声無き叫び』 著: Lobin H.

★★★★★( ˘•ω•˘ ) 表紙買いです。この表紙すごく気になりました。 この本には呼ばれていたのだと思います。自閉症関連の本では現時点で最強です。 著者のLobinさんはカナー型自閉症かつ高機能、なんと精神科医です。プライバシー保護のため仮名にされているの…

書籍レビュー: 10回読めば金融脳 『国際金融入門』 著:岩田規久男

★★★★☆ 黒字主体から赤字主体へお金を融通するという金融の超基本からはじまり、円高・ドル安の意味や固定相場制・変動相場制の意義に20世紀以降の簡潔な金融史までを含んだ超高密度な国際金融の基本書です。 経済学を学んだことのある人からしたら神レベルの…

書籍レビュー: 寛容を貫いたカエサル『ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中)』 著:塩野七生

★★★★★ 紀元前49~44年が舞台です。宿敵であり盟友でもあったポンペイウスを打ち破ったカエサルが、ポンペイウスの残党と戦ったりローマ内戦の延長戦を戦った後に国内の大改革を行うというのがこの巻の主な内容です。 来た、見た、勝った このセリフ時々見る…

書籍レビュー:実体部分にくわしいネットワーク書『ネットワークエンジニアの教科書』 著:シスコシステムズ合同会社テクニカルアシスタンスセンター

★★★★☆ 自分がネットワークの最新技術に疎いためネットワーク関連のニュースを読んでもどうも実感がわかないことと、さくらインターネットなどデータセンターやクラウドを取り扱う会社が中で何やってるのか興味があったので読みました。 広く浅く 「意外と幅…

書籍レビュー: 必携ビジネス書カタログ『アメリカCEOのベストビジネス書100』 著:ジャック・コヴァート、トッド・サッターステン

★★★★★ 私は経営者ではありませんがビジネスを外側から眺めるのが好きです。ビジネスには必ず人間の行動が関わっていて、ビックリするような発想でカネを動かしているからです。株に興味を持ってから企業の決算書や資料を見るのが楽しくなりました。 また、他…

書籍レビュー: 『照準を持たない暴力性の発動』 著:はしごたん

※記事が一度壊れたので、URLが変わっています ★★★★★ 去年から心待ちにしていたはしごたんの電子書籍が出版されました。 私が彼女のブログを読んだのはこの記事が初めてでした。 kuroihikari.hatenablog.com 私の知らない人がいる。文面から圧倒されるエネル…

書籍レビュー: 自分に正直であれ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 著:赤城大空

★★★★★ 2012年発売。仕事用にセレクトしました。ラノベを読むのは18年ぶりです。中学生のとき、友人に押し付けられたこの本→スレイヤーズ! (富士見ファンタジア文庫)を読んで以来、ラノベには抵抗がありました。面白くなかったのです。 仕事用の課題図書には…

書籍レビュー: 2002年の自閉症認識『ぼくはうみがみたくなりました』 著:山下久仁明

★★☆☆☆ 自閉症の青年・淳一と女の子、老夫婦を軸に展開する小説です。 随所に現れる淳一のこだわりエピソードの描写の細かさから、施設の人か親かどちらかだなぁと思っていたらやはり、作者は自閉症の息子の親でした。文章全体から啓蒙思想が強く感じられます…

書籍レビュー: ソフトウェアデザイン 2015年11月号 すいすい分かるHTTP/2, ファイアウォールの教科書

ソフトウェアデザイン 2015年 11 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2015/10/17 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (2件) を見る ★★★★☆ 最新技術に疎いので雑誌の助けも借ります。Web上にもたくさんドキュメントはあるんだけれど、探すの…

書籍レビュー: 朗読CD10作品 芥川龍之介・浅田次郎・池波正太郎など

芥川龍之介 橋爪功『河童』|新潮社 ランニング中や料理中に時間を有効活用するため、朗読CDを聞いています。スマホにジップロックをつけて防水し、風呂でも聞いてます。CD1枚だとせいぜい短編1つ、文庫本50~100P分くらいでしょう。累計10作品になったので…

書籍レビュー: プログラム版文章読本『リーダブルコード―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック』 著: Dustin Boswell, Trevor Foucher

★★★☆☆ 文章を書くノウハウ本は多数ありますが、プログラムを書くノウハウ本もいくつか出版されています。本書は比較的新しく、かつ定番となる本だそうですので前々から興味がありました。 プログラムの抽象的な大構造やデザインパターンと言ったマクロな話に…

書籍レビュー: 人はなぜランニングキチになるのか『BORN TO RUN 走るために生まれた』 著:クリストファー・マクドゥーガル

★★★★★ 箱根駅伝が好きで10年くらい前から毎年見ています。しかし今年はやや複雑な思いでレースを眺めていました。 箱根駅伝って、本質的には孤独なはずのランナーに商業主義と大学の伝統という二大うざい要素を被せられマラソンへの適応も阻害されるという害…

書籍レビュー: 常識人は意識してクラクラする 『プチ哲学』 著:佐藤雅彦

★★★☆☆(巻末対談の一部分だけ★★★★★) クラウドワークスでとあるライティング業務のトライアルに引っかかったので、大慌てで課題図書のうちすぐ読めそうで興味のある本を調べ、図書館まで自転車飛ばして借りてきて、大急ぎで全部読んで記事を書き上げました。…

書籍レビュー: マクロな世界史『世界史』 著:ウイリアム・H・マクニール

★★★★★ʕ→ᴥ←ʔ 人類発祥から現代史に至るまでの数千年を1冊で語ってしまうという本です。世界史には以前から興味があったので、まず読んでみたいと思っていた一冊でした。アウトラインだけザーッと書いてあるのかと思ったらとんでもない、見た目も内容もヘビー…

書籍レビュー: 死ぬまで呪われる『旧約聖書 民数記・申命記』

rokujo.hatenadiary.com rokujo.hatenadiary.com ★★★☆☆ 民数記はその名の通りユダヤ人何人いる?と数える話が冒頭に挿話されています。なんと20歳以上の男子だけで603550人もいたそうですよ(1章)。エジプトからどうやって世田谷区の人口よりも多い100万人以…

書籍レビュー:自分で考えることなんてできるのか『自分で考える勇気――カント哲学入門』 著:御子柴善之

★★★★☆ イマヌエル・カント。彼の名前を聞くと「インマヌエールインマヌエルー」っていう歌詞のある讃美歌(何番かわかりません)を思い出します。こどものとき「インマヌエルってなんじゃ?」と謎のカタカナ語が気になっていました。 本書は以前セレクトした…

書籍レビュー: 面会まではゆっくりしかし確実に 『子どもに会いたい親のためのハンドブック』 著: 青木聡, 宗像充, 蓮見 岳夫, 共同親権運動ネットワーク

★★★★☆ 類書は3冊目です。前2冊と違って執筆者は弁護士ではありません。そのため法的根拠よりも家庭裁判所の実務や「片親疎外」についての記述など、社会学的・カウンセリング的な内容に重点が置かれています。子どもに会えない親が初めて読むならこの本が最…

書籍レビュー: 面会交流を拒む親は親権者としての適格性に疑問あり『男の離婚術 弁護士が教える「勝つための」離婚戦略』 著:マイタウン法律事務所

★★★★☆ 次は男側がどれだけ手を尽くして妻を追い出すか調べようと思って借りたのですがどちらかというと「浮気してものすごく立場が悪くなったんだけどできるだけ被害を少なくして離婚したい」という立場から書かれている本でした。ですので拍子抜け、目的は…

書籍レビュー:じゃあ男がクソだった場合はどうすればいいんだよ『離れていても子どもに会いたい―引き離された子どもとの面会交流をかなえるために』 著:小嶋勇

★★★★☆ 先に断っておくと、私の話ではありません。いやもちろん私も会いたいですけど、私の話ではなく、身近な人間のために調べていることです。 日本では離婚した夫婦に子があった場合は、離婚後は共同親権をとらず単独親権を採用しています。つまり父か母の…

書籍レビュー:わたしが自分自身に課しているのは、自らの考えに忠実に生きることである『ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上)』 著:塩野七生

★★★★★ 舞台は紀元前49-44年。ルビコン川を超え国賊扱いとなったカエサルと、かつての盟友で反カエサルのためにかつがれてしまったポンペイウスとの戦いがメインとなります。カエサルは50-55歳。カッチョ良さが肌に刻み付けこまれた後の年齢です。 まとめ ガ…

書籍レビュー: 日本語使いは空気読まないと死ぬ『日本語学入門』 著:近藤安月子

★★★★☆ 新年3冊目です。このペースでは年100冊に到達できるかどうかギリギリですね。 から九時まで五時です 私は日本語が上手ではないという自覚がありますので、日本語に関する本をいくつも読んでいきたいと思っています。外国語学習が趣味なので、言語をシ…

書籍レビュー: 発酵する物語『ピンザの島』 著:ドリアン助川

★★★★☆ 刊行は2014年2月。最近の小説も読んでみようと思いamazonで適当に評価が高そうなやつを選んでターゲットにしました。といっても完全なランダムというわけではありません。ドリアン助川さんは前住んでいた家で取っていた新聞に時々人生相談で登場してお…

書籍レビュー: 日本は資本主義じゃなかった『最新版 法人資本主義の構造』 著:奥村宏

★★★★★ 新年1冊目です。 この本、昨年末から読んでいたのですが読み終わるのに1週間もかかりました。本文に独特の癖があって読解が大変でした。文体は私に似ています。私の文章はお世辞にも読みやすいとは言えません。読むのに気力が必要でした。内容はいいん…

書籍レビュー: 日本人って執着し過ぎじゃない!?『幽霊画談』 著:水木しげる

★★★★★ 先月末に亡くなった水木しげる先生の追悼の想いを込めて読みました。私は水木サン大好きでした。連続テレビドラマ小説のゲゲゲの女房も見ました。ドラマはいまいちだったけど。 幽霊について大量のカラー絵と水木サンの解説が収録されています。水木サ…

書籍レビュー: 下品過ぎて残念 『中国入門』 著:ジョージ秋山

★☆☆☆☆ 副業で中国朝鮮の記事を書かなければいけなくなったので勉強のため借りましたが大失敗しました。 小林よしのり氏の漫画もそうなのですがギャグマンガ出身の人は人物をみんな劇画化して、ある一定方向の印象を関東うどんのだし汁のように濃く濃ーく書き…

書籍レビュー: モルギアナさんの裁縫『少年少女世界の名作文学 古典1』 小学館

★★★☆☆ 横になっちゃった 近くの公民館に『少年少女世界の名作文学』全集が揃っていました。 荘厳な眺めです。こういうのを見ると手に取りたくなりますよね。様式美ですよね。こども用の文学全集というのはだいたい昔に編集されたものですので、概して文章が…

書籍レビュー: お前は戦う前から負けているのだ『ワーキングメモリと日常』 著:T.P.アロウェイ、R.G.アロウェイ

★★★★★ 一週間前くらいに読み終わっていたのですが時間が取れずようやく今日レビューを書くことができました。 本書はワーキングメモリについて、最新の研究結果をいくつも報告した論文集という趣の本です。ワーキングメモリとはなにか、の説明は序論でちょろ…

書籍レビュー: 小さき光 『紺』 著:c71

追記:『紺』電子書籍版が出版されました。 c71.hatenablog.com ★★★★★+わたしがはてなダイアリーからはてなブログに移行したのは数か月前のことです。はてなブログには人気記事一覧と言って直近のブログトップランカー四天王がトップページに表示されます。…

書籍レビュー:料理の道は険しく高かった『HOMEPAL DELUXE スタンダードクッキング 料理の基本 知恵・技・レシピ』

★★★★★ 引っ越したらすべて自炊で食事を賄うつもりなので、図書館(といっても地域公民館の図書室)でもっとも網羅的なものを選んで借りてみました。 調理器具だけで30点以上、技術も洗う、水を切る、さらす、もどす、下茹で、塩もみ、煮る、炊く、ねかせる、…

書籍レビュー: マルチタスクへの道 『脳のワーキングメモリを鍛える! ―情報を選ぶ・つなぐ・活用する』 著: トレーシー・アロウェイ、ロス・アロウェイ

★★★★★ ワーキングメモリって何!? twitterで話題になっているワーキングメモリ。一体どんなもんなんじゃろうと思って手に取りました。 ワーキングメモリとは、一言でいうと「脳の指揮者」です。短期記憶と長期記憶をつなぐ役割、パソコンで言うとOSのタスク…

書籍レビュー: ルビコン越えってそういう意味だったんか『ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)』 著: 塩野七生

★★★★★ 「ルビコンを越える」という言葉を時々聞きます。数か月前に読んだこの本でも出てきました。 rokujo.hatenadiary.com どこで出てきたか正確な場所は忘れてしまったのですが、政府が税金を使った大々的な金融支援を打ち出すと決めた箇所だったと記憶し…

書籍レビュー: 私益から他益、公益に至る『ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)』 著:塩野七生

★★★★★ カエサル特集の6冊中2冊目です。虚栄野郎ポンペイウス、カエサルが大き過ぎてつぶせない大口債権者クラッススと「三頭政治」を結んだカエサルは、最高権力者執政官に当選し数々の改革をしたのち、現フランス・スイス・ベルギーに相当するガリア地方の…

書籍レビュー: 第三の思考!?『自閉症の脳を読み解く―どのように考え、感じているのか』 著:テンプル・グランディン

★★★★★( ✧Д✧)パターン! テンプル・グランディン(1947-)さんの本は初めて読みます。 彼女は最も成功した部類の高機能自閉症者です。動物学博士号持ちの学者さんで、家畜が苦しまないようにという思いで「締め付け機」を開発し、北米の肉牛は彼女が開発した装置で…

書籍レビュー: 野菜を食うか、食わないか。。『栄養素の通になる―食品成分最新ガイド』 著:上西一弘

★★★★☆ 読みやすいが公平性に過ぎるか 新生活を始めるにあたってどうしても調べておかなければいけないのが栄養素。いままで家族に任せきりでしたので、一人になるにあたって意地でも不足させたくない要素の1つです。 rokujo.hatenadiary.com 少し前にこれを…

書籍レビュー: 変身!『ギリシア神話』 訳・編:石井桃子

★★★★★ rokujo.hatenadiary.com ここで関連書籍として紹介した「ギリシア神話」です。石井桃子さんは2008年に亡くなった有名な児童文学者・翻訳家です。101歳まで生きてます。 原著はイギリス・アメリカの子供向けギリシア神話本です。 Favorite Greek Myths …

書籍レビュー: 現時点最強の思想入門書か 『ヨーロッパ思想入門』 著: 岩田靖夫

★★★★★(๑•̀ㅂ•́)و✧ 岩波ジュニア新書すごいっすね。新書ではこれが最強です。 著者の岩田靖夫さんはほんの最近(2015/1/28)に逝去された学者です。本書がヨーロッパ思想の概観書として異色なのは、ギリシャ哲学とキリスト教に全体の2/3というほとんどの紙面を…

書籍レビュー: 著者の熱意に感服 『マクロ経済学(New Liberal Arts Selection) 』 著: 斎藤誠ほか

★★★★★ 経済学たのしい 経済学は一生かけて学んでいきたい学問の一つです。個人的な経済危機を何度も経験し、近いうちにド貧乏暮らしを余儀なくされそうな自分としては金にはうるさくありたい。金がどのように世の中を回っているのか知りたい。巷に溢れる怪し…

書籍レビュー: よだれがでるよ!『人とミルクの1万年』 著:平田昌弘

★★★★★(‥ºั⌔ºั‥ ) 牛、馬、羊、、、人間が家畜の乳を利用するようになって、およそ1万年が経つそうです。この本は世界の「ミルク史」なるものを地域ごとに詳述、「北方乳文化圏」「南方乳文化圏」なるミルク文明史とも言える大胆な仮説を展開していくダイナミ…